さて、復帰(?)第一弾。世界のソムリエ「佐藤陽一」さんがオーナーソムリエを務める「マクシヴァン」でのワイン会~泡・白編~です!
日本で「ソムリエ」と言えば、まず初めに思い浮かぶのは「田崎真也」さんではないでしょうか。世界最優秀ソムリエコンクールで日本人初の優勝!等、輝かしい経歴を持つお方です。その世界最優秀ソムリエコンクールで上位入賞し、日本最優秀ソムリエコンクールで優勝経験もあり、最近ではアジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクールでトップ3に選ばれた、世界優秀ソムリエとして国内外のワイン業界でその名が知られている方が「佐藤陽一」さんなのです。田崎さんとともに雲の上の存在、王・長嶋クラスのお方。お会い出来ることなんてあるのかな・・・と思っていましたが、なななんと!お会い出来るどころか、サーブして頂ける機会が巡ってくるなんて!!「東京ドームで長嶋茂雄さんとキャッチボール」並みの、光栄な出来事っっっ!!!きゃーーー☆
エキスパート試験以来の緊張した面持ちでマクシヴァンのドアを開けると、穏やかで優しい雰囲気を醸し出す男性が暖かく迎え入れて下さる。(わーーー、佐藤さんだっっ!)と緊張するも、その穏やかで気さくな空気感で一気に緊張が解れました。
そんな気さくな佐藤さんに、「まずはキリリと冷えた泡をお持ちしますね」とサーブして頂いたのがこちら♪(事前に写真撮影の許可を得ています)
NV DELAMOTTE / CHAMPAGNE
シャンパーニュにおける孤高の存在「サロン」。特級畑「ル・メニル・シュール・オジェ」のシャルドネ、しかも出来の良い年だけ生産されるため、「幻のシャンパーニュ」とも評されています。事実、この100年で販売されたのは37回のみ。ではサロンが造られなかった年、ブドウはどこへ・・・、そう!この姉妹メゾン「デュラモット」に使われるのです☆本来サロンに使われるべきブドウも使い、サロンと同じ醸造所・チームで生産される。そんなデュラモットのスタンダードでもあり、メゾンのキャラクターが一番良く表現されている「ブリュット NV」でワイン会スタート♪
溌剌としたキメ細かい泡。シトラス、洋ナシ、白い花のアロマ。僅かに香るイースト香。クリーミーな泡と共に、キリリとしたミネラル感、豊かな酸味と果実味が口中に広がり、長く留まる。一緒に頂いたハーブ・オリーブとの相性抜群でした☆
セパージュはシャルドネ50%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ20%。澱の上で30~36か月熟成。ドザージュは軽め。非常に上品な味わいのシャンパーニュで、この味わいの先の先にある孤高のサロンを感じさせる一本でした☆
続いて、前菜の子ウサギと野菜のコンソメゼリー&インゲンサラダ(ややエスニック風味でした)を頂きつつ、白のグラスワインをお願いすることに。しかも主催者の提案で、ななんとブラインド!佐藤さんの粋な計らいで、2種のワインを半量ずつ提供して頂くことに☆忘れていた緊張感が、一気に舞い戻ってきました・・・たるんだ背筋をピッと伸ばして、いざブラインド!
異なるグラスの形状でサーブされた2種の白ワイン。写真左のチューリップ型グラスでサーブされたワインがキリッと冷やされている・・・。この時点でかなり惑わされてます(笑)
まずは右のグラスから(①)。少しグリーンノートが残る淡いイエロー。グレープフルーツのようなシトラス系のアロマで、酸味も果実味も豊か。冷涼な地域で造られた若めのヴィンテージと予測。最後まで残るキリっとした酸味から、シャルドネの可能性は消去。グラスに香りが充満するよう少し時間を置き、ハーブ香やペトロール香・白い花の香りはないかを確認。すると、パセリのようなハーブの香り、飲んだ後に口に残る若草のような香りを発見。ペト香や花のような香りは感じなかったため、ロワール・サンセールのソーヴィニヨン・ブランと予想。
続いて左のグラス(②)。①とは違い、リンゴやカリンのアロマ先行。しっかりとした酸味とふくよかな果実味。チリとかのシャルドネもこんな香りがするけど、色が淡いのでニューワールドの線は消去。ロワールのシュナン・ブランと予想するも、スパイス香やハーブのようなアロマも感じたため、あれれ?シュナン・ブランじゃない??と迷い始める。ソーヴィニヨン・ブランの産地違い?まさかゲヴェルツ??いや、ライチ香しないし、そこまでアロマティックじゃないし・・・。迷いに迷って、最初の印象通りロワールのシュナン・ブランと予想。
結果は・・・こちら!
①2011 SANCERRE / DOMAINE ANDRE NEVEU
正解は、フランス・ロワールのサンセールで造られたソーヴィニヨン・ブラン100%の白ワイン☆わーい、当たったーー!嬉しいなぁ。本当に嬉しいなぁ(ToT)
造り手のドメーヌ・アンドレ・ヌヴは、フランス・ロワールのサンセールに畑を所有する小規模生産者だそう。現在はアンドレ・ヌヴの娘さんとその旦那さんが、このワイナリーを経営・生産しているそうです。
爽やかさと芳醇な果実味が楽しめる、とても美味しいワイン。2品目のアーティチョークとシェーブルチーズを使った春巻き仕立てのお料理と相性抜群♪ブラインド・テイスティングを楽しみつつ、料理とのマリアージュもちゃんと楽しめるようなワインを選んでくれた佐藤さん。さすがです!
② 2011 MAS DE DAUMAS GASSAC BLANC
正解はフランス・ラングドックの白!なんと・・・4品種のブレンド☆単一品種と決めてかかってました(> <) 品種はシャルドネ/ヴィオニエ/プティ・マンサン/シュナン・ブランを25%ずつ。ということで、1/4正解♪(自分に甘いもので・・・)
「ラングドックのグランクリュ」と評される「マス・ド・ドマ・ガサック」。今回頂いたワインは、手作業・自然栽培で育てたブドウを、ステンレスタンクで6カ月熟成させているそうです。若いフレッシュ感を楽しんでも良し、最長15年ほど寝かせて、その蜜香やその他の熟成香を楽しんでも良し、というステキなワイン。キリリと冷やさず、12度くらいの温度で飲んだほうが、より複雑で芳醇な香りが楽しめるそうです♪若い内はデキャンタしてから飲むのがオススメって書いてありましたよー☆
世界のソムリエ佐藤陽一さんが選んだワイン。佐藤さんの素敵なサービス&素晴らしいお料理と共に、マクシヴァンにてお楽しみ頂けます☆
なかなかお店に行けない!けど、佐藤さんセレクトのワインを飲んでみたい!!というかた必見☆今回ご紹介したワインはこちらのサイトにて購入できます♪
どれも素晴らしいワインでした☆
次回は赤ワイン編です☆