2013年8月31日土曜日

アメ②

前回のアメ①に続き、アメ②。ワインバーのセラーから選んだ、スペシャル・ワイン!やったー!

←2006 Clos de la Roche / Georges Lignier et Fils
ク、クロ・ド・ラ・ロシュ!!!きゃーーーーーー☆モレ=サン=ドニのグランクリュです❤
ワイルドローズ、香水のアロマがまず広がる。この時点でもう幸せ❤時間が経てば経つほど、様々な香りが目を覚ます。凝縮したベリーのアロマ、スミレ、紅茶、甘草、葉巻。深い森の下草、透き通る泉のようなミネラル感。果実味と酸のバランスも良く、長い余韻の後に、ほのかな自然の甘みが舌の上に広がる。7年熟成後もまだ若く、あと10年後にもう一度飲んでみたい。

フランス・ブルゴーニュは、言わずと知れたワインの銘醸地。その中でも特に有名で高級ワインの名産地が「コート=ドール(=黄金の丘)」と呼ばれる県です。今回飲んだ特級畑「クロ・ド・ラ・ロッシュ」は、コート=ドール県の「モレ=サン=ドニ」という村に位置します。モレ=サン=ドニは、ブルゴーニュの中でも特に有名な「ジュヴレ・シャンベルタン」村と「シャンボール=ミュジニー」村の間に位置することから、どうしても「シャンボールほどエレガントでなく、ジュヴレほど力強くタニックではない」といった具合に比較されてしまいがち。生産者いわく、モレはバランスの良さが特徴らしいです。平均的に美味しい→万人に好かれる味わい、ということでしょうか?両隣村と比べるとお買い得感もあるので、結構好きな産地でもあります☆そんなモレ村の特級畑「クロ・ド・ラ・ロシュ」。評論家曰く「クロ・ド・ラ・ロシュはモレ村の精髄であり、香りに含まれるわずかに野性的なニュアンスがあり、引き締まった直線的な骨組み」が特徴らしいです。

生産者のジョルジュ・リニエ。現在は化学肥料を使わずリュット・レゾネ(=減農薬農法)でブドウ栽培を、天然酵母でアルコール醗酵を行っています。ブドウの風味を強くだし、瑞々しく力強いワインを作ることで知られているそうです。

という訳で、ゆっくりと時間をかけて、二つのアメを味わいました☆ブラインド対決含め、素敵な夜でした!ありがとうございました&お疲れ様でした☆


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2013年8月24日土曜日

ブラインド後にはアメで①

ブラインド対決で散々な目にあった後は、思いっきり甘ーいアメで打ち上げ☆美味しいワインを2本開けました♪

←2005 Black Label / Wolf Blass 
いつもお世話になっている皆様への残暑お見舞いも兼ねて、持ち込ませて頂きました♪
漆黒とも呼べるような濃密なガーネット色。カシスやブルーベリーのジャム・グァバジュースのような、凝縮感溢れる果実のアロマ。樽由来のバニラ香、コーヒー、ダークチョコ。ミントのような清涼感ある香りに、クローヴのようなスパイス香も加わる。時間が経つとともに、葉巻のニュアンスが主張し出した。開けたては溢れんばかりの果実味・豊かなタンニン・酸味・アルコール感。ただ不思議と瑞々しさや透明感も感じられ、エレガントな佇まいを残す。デキャンタしてもらい、1時間後位にもう一度味わうと、タンニンは滑らかに変化し、バランスが良くなっていた。抜栓3日後まで楽しめそう。ピークは2日目かもしれません。
美味しい・・・オーストラリアの赤で、これほど美味しく「フィネス」を感じたワインは初めてかも。ワイン仲間の一人は「沈まぬ熱い太陽」と表現していました。残暑厳しい夜に太陽のようなワイン。夏に激辛フードのようなイメージ?違うかな・・・。

セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン51%、シラーズ49%。新樽比率%のフレンチ&アメリカンオーク樽で24ヵ月熟成された後に瓶詰。アルコール度数は15%!

ブラックラベルは、ウルフブラスのフラッグシップ・ワイン。その他にも、レッド/イエロー/グレー/プラチナ・ラベルがあるそうです。その中でブラックラベルは「そのヴィンテージでワイナリー最高のブドウから最高のブレンドで造るワイン」というコンセプトの元に造られる、長期熟成型のフルボディ・ワイン。2005年ヴィンテージ。内陸のバロッサ・ヴァレーで育ったカベルネは、豊かな果実味・しっかりとした骨格・余韻の長さをワインに与え、海寄りのラングホーン・クリークで育ったシラーズは、エレガンスとフィネスを与えているのだそう。なるほどねぇ。

あと10年ほど熟成させて、もう一度飲んでみたい!と思わせるワインでした☆

そんなブラック・ラベル。ヴィンテージは違いますが、ネットでも購入できそうです☆
ウルフ・ブラス ブラック・ラベル2006 No.99034
ウルフ・ブラス ブラック・ラベル2006 No.99034
価格:13,125円(税込、送料別)

また、ちょっとオールド・ヴィンテージも手に入りそう。

今まさに飲み頃を迎えているオーストラリアワイン。飲んでみたいですね☆


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2013年8月23日金曜日

真夏のブラインド対決

「今度のワイン会はブラインド対決にしよう!」
前回の定例ワイン会で出た、こんな提案。ブ、ブラインドか・・・。よし!!
ということで、先日「真夏のブラインド対決@湯島」が開催されました☆

フランス産の白2種・赤2種。セパージュ、AOC、ヴィンテージを当てるという形式。他2問、グループ内のお楽しみ問題もありましたが(笑)さて、結果はいかに??


どどーん!正解はこちらの4種。もちろん全問正解!とはいかず・・・品種・AOC・ヴィンテージすべて正解した問題は一つもないという不甲斐ない結果に・・・現実は厳しいっっ(> <)

私の不正解っぷりをご紹介します☆(←もうヤケクソ)

まずは1問目。
若そうな色合い、若干見える気泡、イースト香、レモンやライムのようなシトラス香、火打石のようなミネラル香、樽香はない、豊かな酸、特徴的な果実味は控えめ。ニュートラルな印象。シュール・リー??
迷いましたが、フランス・ロワール・ペイナンテ地区のミュスカデ、ヴィンテージ2012年と予想。結果は・・・大外れorz
正解は「2011 Beaujolais Blanc / Blanc Lapin」。ヌーボーでおなじみのAOCボジョレーで造られる、シャルドネ100%のビオ白ワインでした。
な、なにーーー!ボジョレー・ブランか・・・しかもビオ。確かに澱引きしていない濁りが見えたなぁ・・・
そんなわけで大不正解でした(苦笑)


さて気を取り直して2問目。
これまた若そうな色合い。淡いイエロー。シトラス系のアロマ。樽香なし。ニュートラル。ミネラル香あり。豊かな酸味。爽やか。ただ時間が経って少し温度が上がると、何となくハーブっぽい感じもしてきて・・・え、もしやソーヴィニヨン・ブラン???
うーん、うーーーーん。かなり悩んだ挙句、第一印象のニュートラルな味わいとミネラル感から、AOCシャブリのシャルドネ、2011年と予想。どうだ!!
正解は・・・「2011 Pinot Blanc / Rieffel」。アルザスのピノ・ブランでした・・・。間違えちゃった、テヘヘ☆(←キャラ崩壊中)
こちらもビオワイン。樽を使わずステンレスタンクで澱と共に熟成させた白ワイン。
という訳で・・・お!ヴィンテージだけは正解☆(←ポジティブスギ)

さ、つぎつぎ!
濃い目のルビー色。若干エッジがオレンジ。ブルーベリーのアロマ、黒土の香り。タンニンもしっかり。果実の旨味たっぷり。酸味も程良く。少しなめし革の香りがするけど、まだ若さも感じられた。
メルロー主体のボルドー右岸と予想するも、サン・テミリオンかポムロールかで迷う。で、最終的にポムロールのメルロー主体+カベルネ・フランの2008年と予想。結果は・・・
「2001 Ch. Faizeau / Montagne Saint-Emillion」。モンターニュ!!サン・テミリオン衛星地区ですか・・・しかもセパージュはメルロー100%でヴィエイユ・ヴィーニュ☆古樹だったんですね。ヴィンテージは2001。えー!まだまだ若いよー・・・美魔女に騙された気分。
ただ、ブログ用に調べたところ、2001年ヴィンテージのセパージュはメルロー85%、カベ・ソー15%、フラン5%との記載も。(←ちょっと悪あがきw)

さ、最後の問題です!
淡いルビー色。先ほどと違って、エッジにピンクや紫のトーン。フレッシュベリー、小さなバラ、小梅などのアロマ。豊かな酸。渋みは穏やか。フレッシュな果実味が口に広がる。あー美味しい♪やっぱりピノは美味しいなぁ。
というわけで、2010年ブルゴーニュのピノ・ノワールと予想。正解は・・・
「2010 Cote de Nuits Villages / A. Chopin et Fils」
ヴィンテージと品種は大正解♪ブルゴーニュはブルゴーニュでしたが、ニュイ・ヴィラージュでした。ま、ほぼ正解さっ☆(←自分に甘いのです・・・)

このワインも、ビオに限りなく近い有機農法で栽培したブドウから造られているそうです。ソムリエ、自然派ワイン好きなのかな?というより、世界のワイン造り自体が自然派の方向に向かっているのかもしれません。自然の豊かさを体現する手段としてのワイン。ワインを通じて、その土地・自然の歴史も味わうこともできる。ステキ☆

ま、そんな感じで現実逃避してみましたが、負け先行には変わりありません!はい、怠けてました!これからはちょくちょくブラインドで飲んで、自分の感覚を磨かなきゃなぁorz

今回ブラインド対決でお世話になったお店がこちら☆
お店のブログも見つけちゃいました☆
ソムリエの赤田さん、ナイスガイでしたよ♪

次回は打ち上げで飲んだ素敵なワインのご紹介です(^-^)/


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2013年8月15日木曜日

ワイン会@マクシヴァン~赤ワイン編

前回の「マクシヴァン~泡・白編」に続き、今回は持ち込み赤ワイン編です☆

今回のワイン会主旨!「ワイン諸先輩の素晴らしい赤ワインを、一流のサーブと料理で楽しもう☆」。思い出すだけで涎が出ちゃうラインナップです♪

2001 CHAMBERTIN / JEAN CLAUDE BELLAND
フランス・ブルゴーニュの特級畑「シャンベルタン」で育ったピノ・ノワール種100%で造られる赤ワイン。キャー!シャンベルタン❤かのナポレオンも愛したシャンベルタン。ワインの王と評されるブルゴーニュの中でも、最も王らしい、まさに王の中の王というイメージのシャンベルタン。だからこそ、ナポレオンも溺愛したのでしょうか。そんな特級区画「シャンベルタン」で造られたワインを頂きました☆Oさん、ありがとうございます!
11年の眠りから覚めた、ジャン・クロード・ベランが手掛けるシャンベルタン。世界のソムリエ佐藤陽一さんの手によって、最高の状態でサーブして頂きました☆
重い目を開けるかのように、ゆっくりと開く香り。始めは深い森、土、なめし革、トリュフのようなアロマに、熟成チーズのような香りがどことなく漂う感じ。そんな堅固なシャンベルタンを、佐藤さんは空気を含ませつつグラスに注ぐことで、一気に目覚めさせた。
若くして目を覚ましたシャンベルタンからは、凝縮したベリーや森に咲くワイルドローズのアロマや、上質なダージリン、豊かな森の下草、甘草、ミネラルを思わせる香りが漂う。酸味・果実味豊かな味わい。時間の経過と逆行するかのように、そのワインは瑞々しさを取り戻していく。そして、長い余韻の先にある、ふと舌に広がる果実の甘みに驚く。
このワインは、人に例えると30代。いい具合に個性も見えてきたけど、まだ若さが伺える男性な感じ。とても美味しいワインなんだけど、(個人的な趣向ですが)できればもう少し円熟した佇まいを感じさせる位に熟成させて飲みたいです☆

ブルゴーニュが「ワインの王」と評されるなら、女王は??そう、もう一つのフランスワイン名産地「ボルドー」です!そんなワインの女王ボルドーの中で、より芳醇で柔らかく密度の高い味わいを楽しめる「ポムロール」で造られる、素晴らしいワインをMさんから頂きました!!!ありがとうございます☆

2003 CHATEAU HOSANNA / POMEROL
シャトー・ペトリュスを手掛ける「クリスチャン・ムエックス」が造る「オザンナ」。この日オザンナが開くって決まってから、参加者の中でオザンナ合唱が始まってしまう位、テンションが高くなってしまう逸品。キャーー☆
濃厚な色合い。凝縮したベリー、プラムのアロマ。コーヒー、カカオ、ベリーチョコ、鉄分、鉛筆、少しライオネスコーヒーキャンディのような香りも。メルロー種主体らしい、黒土のような香りも感じられる。渋み成分のタンニンはすごく滑らかで、まさにベルベットのよう。凝縮した果実味、豊かなアルコール感、酸味はやや柔らかめ。骨格がしっかりとしていて、長い余韻の中にデミタスコーヒーのような香りが広がる。セパージュはメルロー80%、カベルネ・フラン20%。美味しい・・・本当に美味しいなぁ❤

オザンナは1998年までは「CH.セルタン・ジロー」という名前でした。1999年にジャン・ピエール・ムエックス社がこのシャトーを購入し、名前も「CH.オザンナ(=ヘブライ語で「祈り」)」に改名しました。このオザンナ。生産量が年間1500ケース程度と非常に少なく、なかなか手に入らないプレミアワインです。この味わいの先に、さらにプレミア感溢れるペトリュスがあるかと思うと・・・。ムエックス万歳ですね☆

前回の白ワイン編からだいぶ時間が・・・。飲んだワインの記録がどんどん溜まっていくばかりです(苦笑)。頑張ってまとめよっと♪

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