前回楽しんだ熟成ブルゴーニュ。そのシミジミした旨味を十分堪能した後は、力強さを堪能☆
という訳で、今回は「スペインワイン」編です♪
スペインワイン。一概には括れないその豊富なバラエティ。まだまだ自分のワイン知識が乏しかった頃は(今でもですが・・・)、正直スペインワインを「濃いねー」って具合に、一括りに捉えていました。そんな私の目を覚まし、しかもワインにどっぷりとハマるきっかけとなった
「'78 ムリエタ」。この美しい熟成テンプラニーリョを味わった時の感動と、ワインというお酒の底知れぬ深さに畏敬の念を覚えた事は、今でも忘れられません。
その後ボチボチと知識も増え、その知識の上ではスペインワインの個性豊かさを知っているつもりですが、恥ずかしながら経験的には無知。
という訳で、今回頂いたワインは、スペインワインのプロフェッショナルがお勧めする一本!非常に楽しみです☆
←2006 PINTIA / BODEGAS Y VINEDOS PINTIA
スペイン・カスティーヤ・イ・レオン州のDOトロで造られるピンティア。100%テンプラニーリョで造られるワイン。どんな味わいなのでしょうか。
グラスに注がれたワイン。心地よいベリーの香りが漂う。その色濃いガーネット色のワインは、とにかく果実の凝縮感が凄い。カシスやブルーベリー、ブラックチェリー、ブラックカラントのアロマ。杉や森の木、質の高い鉄分を含んだ黒土、コーヒー、チョコレート、ミント、クローヴなどのスパイスの香り。その複雑で奥深い香りを堪能した後、じっくりと味わってみた。凝縮した果実味は、ジャムのような濃密さ。同時に豊かなタンニンや酸味が、バランスの良さを演出。舌触りは柔らかく滑らか。ただやみくもに力強いだけじゃない、エレガンスを感じる味わい。うん。美味しい☆
今回味わったピンティア。大樽醗酵のあと、フレンチ&アメリカンオークの新樽で12か月熟成された後、さらに瓶内で24か月熟成。
7年熟成を経てた今、まだまだパワフルだけど、やっと少しこなれ感が出てきた感じ。ちょうど飲み頃に差し掛かったけど、まだまだ十分熟成のポテンシャルを秘める。あと10年ぐらいしたら、全ての要素が一体感を増し、より洗練された味わいになりそう。
みんなでワイワイと、テンプラニーリョが良い熟成を経るとめちゃくちゃ美味しいよねって話になりました。熟成すると、なんだかセピア色なイメージの味わいになり、余計なものが削がれ、研ぎ澄まされた味わいに変化するそうです。このピンティアも、あと10年経った頃、そんな味わいに変化しているのでしょうか。そんな未来を思い描きつつ、今現在のピンティアをたっぷりと堪能しました☆
そんなピンティア。スペインの最高峰「ウニコ」の生産者「ベガ・シシリア」を買収したスペインの資産家「アルバレス家」がスポンサーとなり、DOトロのサン・ロマン・デ・オルニハ村にて、新たに造られたワインです。なぜこの地でワイン造りを始めたのか。それはこの地の奇跡的なテロワールにあります。
どれ程奇跡的なのか・・・この先は、こちらのウェブサイトで☆
「ボデガス・イ・ビニェードス・ピンティア」@ミリオン商事→
http://www.milliontd.co.jp/winery/42
この他にも、素敵なワインがたくさん紹介されていますよ♪
次回はワイン会最終編、魅惑の生まれ年ボンヌゾー編です☆
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