2013年10月22日火曜日

80年代ブルゴーニュというチャレンジ

前回のムルソー・テロワール比較に続き、今回は「ブルゴーニュ古酒」編です。

ワインショップでこの80年代ブルゴーニュを見た時、正直

「まだ生きてるのかなぁ・・・」

と半信半疑でした。
ただ、これ程古いブルゴーニュを飲んだことが無かったので、

「よし、何事も経験!買っちゃえ☆」

と。まぁ気持ちの半分は

「ワイン会の良いネタになるな」

っていう思惑でしたが(笑)

そんなわけで、今回私が持ち込んだワインがこちら☆

←1985 CHOREY-LES-BEAUNE / NICOLAS POTEL

コ、コルクが!!!予想はしていたのだけど、コルクが大変!!少しでも力加減を間違えて抜栓しようものなら、確実に折れてしまう感じの脆さ。ゆっくり、ゆっっっっくり時間をかけて抜栓しました。(お店が忙しい時はセルフなんです)

何とか液面に落とすことなく、無事抜栓したブルゴーニュ古酒。液面の淵はオレンジ色に染まり、深部はセピアがかったレンガ・ルビー色。その色合いはまるで、晩秋の紅葉を思わせるかのよう。
香りはどうだろう。ドライイチジクや紅茶の茶葉、落ち葉に覆われた森の土。そしてなにより、トリュフのような香りが非常に強い。
一口含んでみた。イチジクのような果実の旨味が、フワっと口中に広がり、カツオ出汁やシイタケ出汁のような、アミノ酸が凝縮した旨味が舌にジュワっと広がる。
うわ・・・まだ生きてる。デキャンタしたり、空気を入れながらグラスに注いだら、完全に逝ってしまう位の繊細さ。ギリギリのライン。でも、このワインは、確実にまだ生きてる。昔は生き生きとした果実味や酸味を携えていたんだろうな、という風格を残しつつ。
好き。このシミジミとした旨味。本当に大好き。エポワスのようなウォッシュ系チーズとも相性が良さそう。でも日本人の味覚としては、繊細な和食の風味に合わせたい。赤ワインだけど、お寿司にも合うんじゃないかと思う。特に赤酢シャリで握った寿司、昆布〆金目なんかと合わせてみたい。今なら松茸なんかとも相性いいのかな?

ネゴシアンのニコラポテル。正直ちょっと厳しいかとも思いましたが、かなり楽しめました!
掘り出し物、チャレンジ大成功でした☆

そんなニコラポテル。ショレイはもう売り切れてましたが、同じ80年代でシャンボールV.V.見つけちゃいました!


ショレイでこんなに美味しかったのだから、シャンボール・ミュジニー、しかもV.V.なら、もっと旨味が凝縮しているかも・・・しかも89年・・・。の、飲みたーーーい!!

そして真逆ですが、ニコラポテルのボジョレー、あと1カ月ちょっとで解禁みたいですよ☆


今年はちょっといいボジョレーを買ったほうが得策らしいです♪
・・・って、もうボジョレーの時期なんですねぇ・・・早すぎる!

さて次回は、打って変わってパワフル・スペイン編です!


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