2012年12月9日日曜日

ピザとキアンティ・クラッシッコ♪

今日の夕飯はピザ!

ちょっと勿体無い気もしましたが、ピザに合わせて開けた一本。

「CASTELLO DI AMA, CHIANTI CLASSICO '07 / CASTELLO DI AMA」

開けたては果実の香りも少なく、ワインが完全に眠っている状態。デキャンタして30分位経った頃から、徐々に開いてきました。

中程度~やや濃い目のルビー色。時間の経過とともに増す、フローラルで果実味豊かな香り。熟したダークチェリーやプラム、フランボワーズ、レーズン。スミレやバラのような花の香りに、リコリス(甘草)のスパイス感、少しチョコレートのような甘い香りも加わる。口に含むと、そのバランスの良さに驚く。ふくよかな果実の甘み、滑らかなタンニン、適度だがしっかり主張する酸味。長い余韻。
果実味も酸味も豊かなので、マルゲリータのトマトとの相性が非常に良かったです♪トマトソース系の料理全般、相性が良さそう。


イタリアワインと言えば?という質問。おそらく大半の答えが「キアンティ」だと予想できる位、キアンティは有名な産地。ただ、その印象は「薄くて酸味が強い、グイグイ飲んじゃう軽やかワイン」ではないでしょうか(一概には言えませんが)。元々品質が高く美味しいワインだったため世界中で人気となり、栽培地域を広げて大量生産されたからこそ起こった悲劇。そんな「大衆ワイン」的な印象を払拭すべく、キアンティ地区内の伝統ある厳選された地区で、高品質なブドウを使い生産され始めたのが「キアンティ・クラッシコ」。1984年にキアンティがDOCGに昇格した後も、キアンティ地区からの独立を目指し地道に努力した結果、1996年、ついにキアンティ・クラッシコ地区単独でDOCGに昇格、キアンティから独立することが出来ました。

そんなキアンティ・クラッシコの中で、早くから「長期熟成可能な重厚なワインを造る」ことを目的とし、ワイン生産を行ってきた「カステッロ・ディ・アマ」。栽培・醸造責任者であるマルコ・パランティ氏は、ブドウ畑を一定の区画に細分化し、その区画毎に収穫・醸造を行う方法を始めました。更に、旨味を凝縮させるためブドウ房を間引き、収量を約半分に制限。品質の高いワインを造り続けています。

また、カステッロ・ディ・アマでは、特にブドウの出来の良い「グレート・ヴィンテージ」の年だけ、単一畑名ワイン「ベラヴィスタ」と「カズッチャ」を生産します。2007年もそんな年の一つ。事実、2007年キャンティ・クラシコは「93E(=素晴らしい年。今飲んでも美味しいし、熟成も早く進む)」という評価を得ています。
同じく素晴らしい年であった2006年ヴィンテージは「96T(=非常に素晴らしい年。渋み成分であるタンニンが強くゆっくりと熟成する)」という評価。2006年ワインを長期熟成用に寝かせ、今は2007年ワインを楽しむっていうのもアリかもしれません♪

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