2012年12月20日木曜日

メドック格付けワイン制覇しよー〜Ch. du Tertre

ワインと言えば、やっぱりフランス。
では、フランスワインと言えば?

個人的な意見ですが、やっぱりボルドー/ブルゴーニュ/シャンパーニュの3トップではないでしょうか。(もちろん、南仏/ロワール/アルザス等々も素晴らしい産地ですが)

その中でも、何を選べばいいか分からない。いいワインの指標ってないのかな?
っていう疑問は、皆さんの中にあるのではないかと思います(分かりにくいですもんね・・・)。
このような疑問は、昔のフランス人も感じていたらしく、1855年のフランス万博を機に、ボルドー地方のメドック地区と、甘口ワインで有名なソーテルヌ・バルサック地区の全銘柄の格付けを行いました。この格付けの結果、メドック地区では61銘柄(シャトー)、ソーテルヌ・バルサック地区では27銘柄が格付け認定されました。
この格付けは、1973年にシャトー・ムートン・ロートシルトが2級から1級に昇格した以外、変更はありません。

ワイン好きとしては、このメドック地区格付け61シャトー全制覇は夢!お金があるなら、今すぐにでも制覇したい!そんな憧れの格付けシャトー。という訳で、何年かかるか分かりませんが、「コツコツと制覇しようじゃないか!」という企画です♪

記念すべき第1本目はこちら↓

Ch. du Tertre '04/AOC Margaux (格付け5級)
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 50%、メルロ 40%、カベルネ・フラン 10%

うん、エレガントな味わいで美味しい♪
カシス・ブラックベリー、カカオ、甘草の香りと、バニラみたいな木樽の香りが相まって、期待感が高まる。味わってみると、しっかりとした果実味、キレイな酸味、タンニンによる渋みはあるけど、刺々しくなく滑らかシルキーな感じ。余韻も長い。
マルゴー村のワインは総じてエレガントな味わいになるけど、このシャトー・デュ・テルトルもエレガント。


「テルトル」はフランス語で「高台」の意味らしく、このシャトーはマルゴーのシャトーの中で最も高い台地にあるそう。
シャトー・デュ・テルトルは、1960年以前は廃れて酷い状況でした。そんなシャトーを立て直したのが、エチケット(ラベル)がハートデザインで有名な「シャトー・カロン・セギュール」のオーナーでもあったフィリップ・カベルン・ガスクトン氏。その後、1998年にシャトー・ジスクールのオーナーに買収され、葡萄畑の整備や醸造設備の刷新が行われた結果、 さらにその品質が向上しました。現在では、しなやかな味わいの中にも豊かな果実味が印象的なワインが造られています。

果実味もあってエレガントなワイン。今の時期、ローストビーフなんかに合わせると美味しいかも。



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