2013年9月30日月曜日

週末ワイン会~日本のワイン

前回までの泡・白、各国赤・ロゼに続き、今回は「日本のワイン」レポです☆

←2011 BEAU PAYSAGE TSUGANE CHARDONNAY / BEAU PAYSAGE
ボー・ペイサージュ!なんと!!岡本英史さんが山梨津金の地で、畑・自然とじっくり向き合いながら造るワイン。なかなか手に入らない国産ワインの一つ。それが目の前にあります☆
色合いは艶やかな黄金色。複雑な香りに戸惑う。リンゴや洋梨のアロマ。花や蜜のような香りとミネラル香。どことなく蒸留酒のようなニュアンスを感じる。少しとろみのあるテキスチャーで、じわじわと凝縮した果実味や、豊かな酸味とミネラル感が広がる。時間が経てば経つほど、香りと味わいの深みが増し、じっくりと向き合いたい気持ちにさせられる。ブドウが育った土地の旨味が凝縮した、そんな趣のある味わいでした。
「まだ若いからどうだろう」とのことで、確かにもう数年熟成させると、よりこのワインの本質が現れる気がします。か、買いたい・・・手塩にかけて熟成させたい・・・。
ワイナリーのHP(BEAU PAYSAGE)で売り出すそうですが、現在のところ全て品切れでした。欲しいなぁ。

続いて日本のワイン赤!
←2011 YOICHI NOBORI KYUMURA PINOT NOIR /TAKAHIKO SOGA
曽我貴彦さんが北海道余市で造るピノ・ノワール。2010年創業で、現在自社畑でピノを育てつつ、ブドウを買い付けワインを生産しているそうです。今回頂いたKYUMURAは、与一にある木村農園のキュムラ区画で育った、樹齢平均約24年のピノ100%で造られているそうです。
無濾過で瓶詰されたためか、液面が僅かに濁っている。綺麗なルビー色で、オリーブやイチゴ(あまおう)、取れたて果実で造ったフレッシュジャムのアロマ、甘草などのスパイス香。舌を包み込むような優しい口当たりと共に、フレッシュな果実味、ブドウ果皮の渋み、豊かな酸味、ミネラルが口中に広がり長く留まる。上品な味わいで、じわじわと体と心に染み入るワインでした。あー美味しい♪
曽我さんのHPを拝見してみると、熱い想いに溢れていました。自社農園で育てているピノ・ノワールはまだ若く、ワイン生産には使えないそうですが、2016年頃には自社畑ワインをリリースする予定だそう。オリンピックが開催される2020年に、2016年自社畑ピノ100%初ヴィンテージを味わってみたいなぁ。今から楽しみです♪

次回はいよいよプレミアムワイン編です☆


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2013年9月27日金曜日

週末ワイン会② 各国赤ワイン!

先週末に開催されたワイン会。今回は各国の赤ワイン編です♪
(前回の泡・白ワイン編は→こちら

まずはアメリカ・カリフォルニア!

←'09 PINOT NOIR MONTEREY COUNTY / MIURA
世界で150人ほどしか存在しない、ソムリエ界の最高峰「マスター・ソムリエ」の称号を持つ、元リッツ・カールトンのソムリエ「エマニュエル・ケミジ」が造る、カリフォルニアのピノ。共にワイン造りに従事している醸造家は、日系二世のバイロン・コスギさんです☆
かなりしっかりとした色合い。凝縮したイチゴやラズベリーのアロマ。ヨセミテのような壮大だけど明るさも残した森のアロマ。リコリス、甘いスパイス、そしてスミレやバラなどのフローラルなアロマ。凝縮した果実味だけど、意外と舌を流れるワインのテキスチャーはスムース。スペイン最高峰の闘牛を送り出すドン・アントニオ・ミウラ氏。彼が産み出す闘牛をイメージしてネーミングされた「MIURA」。その名の通り「力強いのにエレガント」という味わいのワインでした♪
ちなみに、MIURAのフラッグシップは「ピゾーニ・ヴィンヤード」のピノを使ったワイン。一万円ちょっととお高めですが、やっぱりかなりの美味しさです!ピソーニのピノはラ・ターシュのクローン。その力強さにクラクラしちゃいます☆いやはや・・・やっぱりMIURAは美味しい!!

←'09 HAIKU / CASTILLO DI AMA
キャンティ・クラシコの名門、カステッロ・ディ・アマのスペシャル・キュベ☆以前アマのキャンティ・クラシコを飲んで感動したなぁ(詳細はこちら)。
豊かなベリー系のアロマ。黒土や地に根付いたブドウの木・根、スパイシーなニュアンス若干感じつつ、その洗練されたアロマに驚く。サンジョベーゼらしい瑞々しさと、メルロ・カベフラの力強さを感じる味わい。舌に感じるテキスチャーは優しくなめらか。うん、いい!ミディアムなんだけどフルボディに近い。瑞々しさを感じつつも、その土地の豊かさを感じる芳醇な香りと味わい。なんだか只者ではない佇まいです♪
セパージュはサンジョヴェーゼ50%、メルロー/カベルネ・フランが半々。2009年から造り始めたハイクですが、ファーストヴィンテージからいきなりワイン専門誌で90点台を叩き出したそうです☆うん、納得の味わいでした!
「ハイク」という名の由来。俳句の世界観に深く共感、「俳句のようにアマのテロワール個性を1本のワインで表現したい」という造り手の想いから名付けられたそうです。こんなところにも日本人の美意識が。あらま!

続いて、写真を撮り損ねたのでロゼとスペイン赤を同時にレポします☆

←LE CANON ROSE / LA GRANDE COLLINE
ミュスカ・ダンブール100%で造られる、フランス・ローヌ地方のロゼ。なんと生産者は大岡弘武さんという日本人だそう。
桃のようなきれいな色合い。ローズ、桃のアロマに石灰のようなミネラルのニュアンスを感じる。少しとろみを感じるテキスチャー。ピュアな果実味が口中に広がる。なんだか自然や人の温もりを感じさせる、とても優しく繊細なワインでした☆
自然派ワイナリーで、栽培はビオロジック。野生酵母を用いて醸造、醸造~瓶詰まで酸化防止剤を一切使用しない事が特徴とのこと。美味しいなぁ。

←'08 HACIENDA DEL CARCHE OLD VINYARDS/D.O. JUMILLA
スペイン・フミーリャの濃厚赤!
アメリカンチェリー、カシス、レーズンのアロマ。バニラや甘草などのスパイスのニュアンスも感じる。濃厚な果実味、豊かなタンニン、バランスの良い酸味。パンチがあるけどエレガンスも感じさせる味わい。おーーー、スペイン!さすがです☆
セパージュは、モナストレルとカベルネ・ソーヴィニヨン半々。100%フレンチオークで熟成。スペインの熱い情熱を感じさせる一本でした♪

振り返ってみると、かなりバラエティー溢れるラインナップ!カノン・ロゼ以外は、力強さを感じさせるワインでしたが。やっぱりオリンピックをイメージすると、こんなラインナップになるのかもですね♪

次回は「日本のワイン」編です☆

昨日楽天イーグルスが優勝しました!苦節9年、本当におめでとうございます☆
セールやポイントアップ等やっているみたいなので、気になるワインは楽天で!
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2013年9月26日木曜日

週末ワイン会①

先週末ワイン友達に素敵なワイン会にお招き頂きました☆
テーマは「オリンピック」。オ、オリンピック!!!これまた難しいお題・・・
色々と考えた挙句、オリンピック競技に加わるゴルフに掛けまして「ゴルフワイン」を選択。なんて無難なチョイス・・・、ハハハ・・・ハァ。ま、まぁ美味しければいいんです!!
(ゴルフワインに関する記事はこちら→「ゴルフワイン白!」)

皆さんにも「おいしいね!」と言って頂いて一安心。そうそう、このワインは爽やかなゴルフ場を思い出させる味わい。今度ワインゴルフ会があるので、その時何本か持ち込みたくなっちゃいました♪

その他のワインラインナップはこちら☆今回も素晴らしいワインが揃いましたよー(^o^)/

泡で始まり、白2種ブラインド、日本ワイン赤白、各国の赤白ワインからの!!ルシアン・ル・モワンヌの'05 シャンボール1er Cru → '83 CH.マルゴー!!おぉーーーー☆もう感涙です♪

今回は泡・ブラインド白・ボルドー白をご紹介します。

NV BLACK PIERROT / CHAMPAGNE
プティ・ル・ブラン社のシャンパーニュ。アヴィズ村にある自社特級畑のブドウだけで造られているそうです。
溌剌とした綺麗な泡。イーストやトースト香、オレンジのような柑橘系のアロマ、白い花。爽やかな味わいの中にも、ふくよかさ・まろやかさを感じる。後味に少しベリーのニュアンスを感じたので、ピノ・シャルドネのセパージュかと思いましたが、シャルドネ100%のブラン・ド・ブランだそうです。うーーん、難しい。
3ヴィンテージのワインをアッサンブラージュ。その内一番若いヴィンテージのワインは、マロラクティック醗酵(MLF)されずにアッサンブラージュすることで、心地よい爽やかを保たせているそうです。なるほど、そんなテクニックを駆使してるんですね☆

続いて白のブラインド!
2012 甲州シュールリー/勝沼醸造
かなり無色に近いグリーンイエロー。梨のようなアロマとイースト香、火打石のようなミネラル香。豊かな酸味、シャープな味わい。後味にほんの少し苦味を感じる。若めの甲州種だろうなぁ、と予想。見事的中しました☆
勝沼醸造のワイン、美味しいですよね♪ワイン会では、勝沼醸造のテイスティングコーナーの良さが話題に上りました。テイスティングコーナーに面したテラスから見渡せる、ブドウ畑の眺望。爽やかな風を感じながら、美味しいワインをテイスティング。すっかり上機嫌になって、がっつりワインを購入した思い出が蘇る・・・。あーまた行きたい!!
そんな勝沼醸造、10月末まで「甲州収穫隊メンバー」を募集しているようです☆(詳しくは→こちら
うわぁーー!!メンバーになりたい!!!3日以上連続か・・・この時期に夏休み取れば良かった(> <) 休み取っちゃおうかな・・・ニヤ。

ブラインド2種目!
2004 BOURGOGNE BLANC / HEDIARD
濃い目のイエロー。リンゴの蜜、カリン、トロピカルフルーツのようなアロマ。バターやヨーグルト、花の蜜、アカシアの蜂蜜のアロマも。果実味も酸味も豊かだけど、酸味はシャープではなくまろやか。MLFしたシャルドネっぽい。果実の香りが濃厚だったので、オーストラリアかカリフォルニアのシャルドネと予想。結果はフランス・ブルゴーニュのシャルドネ!完全にニューワールドだと思いましたが・・・見事ハズレ。
熟成による蜜香だったのかと、またまた勉強になりました。いやはや、もっといろんなワインを飲んで経験値を上げなきゃですね☆
ブラインドは難しいけど、やっぱり楽しい!また挑戦したいです☆

さて、ここからはブラインドではなく、参加者持参のワインを楽しむ時間♪みんなどんなワインを持参したんだろう・・・ワクワク。

2010 LES HAUTS DE SMITH / PESSAC LEOGNAN
ボルドー地方ペサック・レオニャン最上シャトーの一つ「CH.スミス・オー・ラフィット」のセカンドワイン☆これ美味しいんですよね♪
爽やかなハーブやシトラス、グレープフルーツ、白桃のアロマ。華やかなフローラル・アロマを楽しみつつ一口飲んでみると、豊かな果実味・いきいきとした酸味、キリリとしたミネラル感が広がる。ほんの少し樽のニュアンスが、味わいに奥深さと厚みを与えている。程よいボリューム感とバランスの良さ、そしてエレガンス。うん、やっぱり美味しい!!
ソーヴィニヨン・ブラン100%で造られるボルドー白。同じボルドー地方で造られる爽やかさ重視のゴルフワインと比べて、オー・ド・スミスは香り・味わいに厚みがある。セカンドワインでこのクオリティー。ファーストラインはどんなに壮大な味わいなんだろう・・・。想像しただけでクラクラしちゃいます(笑)

「オリンピックとの関連は?」との問いに、トリビア的なご回答☆なんと、このシャトーのオーナーが、元スキー選手でフランスのオリンピックチームに所属していたそうです。へーーーーーーーーーーー。一昔前の某番組並みに、部屋中に参加者の「へーー」が充満してました(笑)よし。このトリビア、今度何かの機会に使おっと♪

次回はワイン会「持ち寄り赤ワイン(プレミアムワイン以外)」編の予定です☆



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週末テイスティング情報

すっかり秋めいてきた今日この頃。関東は台風直撃を免れて、少しほっとしています。

もうそろそろ赤ワインを飲みたくなる季節になってきました☆
そんな中、こんな週末テイスティング情報をゲットしましたよ♪

カパンネッレ来日テイスティング
http://www.enoteca.co.jp/shop/wp-content/uploads/ROPPONGI_2013.09-CAPANNELLE.pdf

前にかなり落ち込んでる時にシミジミ飲んだキャンティ・クラシコ(内容はこちら)。
ピュアな味わいに心が和んだなぁ。
というよりも、あとあと読み返してみると恥ずかしいもんですね・・・(汗)
うーーーん、削除したい(苦笑)

よし!そんな複雑な(?)思いとともに参加してみよっと☆色々とお話も聞けるみたいです♪
予約制らしいので、みなさんもGo!!

チケットはこちらで購入できます!



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2013年9月14日土曜日

オー・ブリオンとラ・ミッションのDNA

先日ゴルフの打ち上げということで、マクシヴァン・ディナーにお誘い頂きました☆なんていう幸せ者・・・(感涙)。私は「程よい価格の赤ワイン」担当。お気遣いありがとうございますm(_ _)m

何にしようか色々と迷ったのですが、
①開けてすぐ楽しめる (若過ぎない・固すぎない)
②クセなく飲みやすく、でも深みも感じる味わい
③どんな料理も引き立てる
④ストーリー性がある
をクリア出来そうなワインを選んでみました。
世界ソムリエ佐藤さんの手で、選んだワインはどのような顔を見せてくれるんだろう。そんなワクワク感を胸に秘めつつディナーは進み、メイン前の太刀魚ムニエルで選んだワインがサーブされました♪

← '08 CLARENDELLE ROUGE / PESSAC LEOGNAN
ペサック・レオニャンの偉大な双璧「CH.オー・ブリオン」「CH.ラ・ミッション・オー・ブリオン」。この2シャトーを所有している「ドメーヌ・クラレンス・ディロン」が手掛けるクラレンドルシリーズ。2008年ヴィンテージのクラレンドルは、ななんと!!オー・ブリオンとラミッションの畑で育ったブドウのみを使用した、スペシャル・キュベなんです☆
デキャンタせずにサーブされたクラレンドル。カシスやブラックチェリー、ブルーベリー、ほんの少し感じるレーズンのようなドライフルーツのアロマ。バニラや杉、ハーブ、スパイスの香りに、どことなくなめし革のニュアンスが加わり、絶妙な熟成感が漂う素晴らしい香りがグラスに広がる。タンニンは綺麗にワインに溶け込み、滑らかな飲み口とともに、まだ若さも感じる豊かな果実味と程よい酸味が口に広がる。あまり余韻には期待していなかったけど、意外と深いワインの旨味が続く。非常にバランスの良い味わいで、太刀魚のムニエルにも、メインのイベリコ豚にも合い、料理を引き立てるワインでした。美味しい!!!
一緒に味わった皆さんも「うわー、美味しい☆」と喜んで頂け、嬉しい限りです♪
セパージュはメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン。割合は分かりませんでした(> <)。

このクオリティーの高いクラレンドルを手掛けるのが、現ルクセンブルグ大公国の皇太子「ロベール殿下」。ドメーヌ・クラレンス・ディロンを買い取ったクラレンス・ディロン氏の孫にあたり、「エレガントで伝統的なボルドーワイン」を作り続けています。通常のクラレンドルは、ボルドー全域から買い付けた高品質なブドウを、オー・ブリオンの醸造スタッフがワインに仕立てています。若いうちから楽しめ、しかもオー・ブリオンのエレガンスも感じられるという贅沢なワイン。
そんなクラレンドルですが、2008年ヴィンテージは「オー・ブリオン」「ラミッション・オー・ブリオン」のブドウのみで造った特別な一本。通常は「ACボルドー」ですが、これは「ペサック・レオニャン」となっています。オー・ブリオンであれば、2008年ヴィンテージはまだまだ若くて、本来の飲み頃を迎えていませんが、このクラレンドルは十分飲み頃を迎えている感じでした☆

そんな特別なクラレンドル。輸入元のエノテカで購入できるみたいです♪
ちなみにこのクラレンドル、白やロゼタイプもあるそうです。以前白を飲んだのですが、スッキリしていてとても美味しかった覚えが。品質も高いし、見た目も高級感あるし。白と合わせて紅白ワインギフトなんていいかもですね♪

売り切れる前に、2008年ヴィンテージは買っておく予定です☆ちょっとした手土産に最適ですしね♪


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2013年9月12日木曜日

秋の気配とレ・パゴ・デ・コス

今週からやっと猛暑も一服。秋の気配とともに、何だかやっと赤ワインが飲みたい季節が到来!ずっと開けるタイミングを見計らっていたボルドーの赤ワイン。とうとう開けました☆

2006 Les Pagodes de Cos / Saint-Estephe
ボルドー格付け2級「Ch.コス・デストゥルネル」のセカンドワイン!1年前に買って以来、何となく開けるタイミングを逃してきたワインでした。なぜか急に飲みたくなって、とうとう開けちゃいましたよー♪
エッジはややオレンジがかった色合い。7年熟成を経て、すでになめし革や腐葉土などの熟成香を感じる。抜栓後1時間ほど経つと、カシスやブルーベリー、プルーンのようなドライフルーツのアロマ。レザーや黒土、腐葉土、葉巻、古い大木、コーヒー、リコリスの香りが広がる。タンニンはワインに溶け込み、シルキーな舌触りが非常に心地よい。スムースで瑞々しさも感じる味わいで、後味に果実の香りが広がる。熟成ワイン特有のアミノ酸の旨味も感じられるし、うん!なかなか美味しい!!ちょうど飲み頃ピークを迎えている感じでしたが、2-3年後に飲むと、もっとシミジミ旨い系の味わいに変化しそうでした。

セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%。新樽40%だそうです。

Ch.コス・デストゥルネルは、ボルドーのサン・テステフにある格付け2級シャトー。ヴィンテージによっては1級シャトー以上の評価を受けることもある「スーパーセカンド」ワインの一つです。外見的な特徴は、何と言ってもエチケットのアジアンチックなバゴタ(寺院)風シャトーの絵。丘の上にあるシャトーからは、ラフィットのシャトーが見下ろせるらしいです♪
以前コス・デストゥルネルの手掛けるワインは、他のシャトーと比較しメルローの比率が高い、という特徴がありました。メルロー比率を高くすることで、ボリューミーで肉付きが良く、ややグラマラスな印象のワインにしあげていたそう。しかし2003年ヴィンテージから、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率を上げ、よりエレガンスやフィネスを感じるスタイルに変えているそうです。
このことから、2003年以降のセカンドワイン「レ・パゴ・ド・コス」には、それまではファーストに使われるはずだったメルローが多用されているという噂も。ということは、セカンド価格で昔のファースト味を楽しめる・・・❤確かに余韻もしっかりしてたし、コスパは高かったかも♪メルローのあの豊満・シルキーな味わいが結構好きな私としては、パゴ・ド・コスはかなり好きな味わいでした❤

シャトーの詳細は、いつかファーストを飲んだ時に・・・(いつになることやら・・・)

そんなパゴ・デ・コス。こちらのサイトで購入できるみたいです☆

しかも今なら30%オフ!!いいなぁ・・・、もう一回買っちゃおうかな❤

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2013年9月8日日曜日

テタンジェ レ・フォリ・ド・ラ・マルケットリー

先日ちょっと頑張ってスペシャルディナー作ったので、合わせてプチ・スペシャルなシャンパーニュを開けました☆

Les Folies de la Marquetterie / Champagne Taittinger
有名シャンパーニュ・メゾン「テタンジェ」が造る、単一畑のシャンパーニュ。テタンジェ家所有のマルケットリー城周辺に広がる「レ・フォリ」と呼ばれる自社畑で栽培されたブドウのみで造られます。
色調は深みのあるゴールド。一筋に連なるキメ細かい泡が、幾筋も立ち上るのがとてもキレイで、ついつい見とれてしまう。香りは力強く、オレンジなどの柑橘系、白桃のようなアロマがまずは広がる。その中に、トーストやブリオッシュの香りと、繊細なミネラル香が加わる。クリーミーな泡、豊かな果実味、酸も豊か。フルボディ系の味わいだけど、キリリとしたミネラル感もあるので、バランスが非常に良い。通常のテタンジェ・ブリュットより豊潤だけど上品。おいしい!結構しっかりしているので、肉料理にも合わせやすそう。

ブドウ比率はシャルドネ45%、ピノ・ノワール55%。グリーンハーベストにより収量を抑え、より成熟させたブドウの一番搾り果汁のみを使用。5年間澱と共に熟成させることで、より調和のとれた味わいに仕上げているそうです。

今回作った料理の中では、(見た目はともかく・・・)スモークサーモンのクリームチーズムースや、彩り野菜のチキンブイヨンジュレとの相性抜群でした♪特にスモークサーモンムースは、軽く焼いたバゲットと一緒に食べると、よりシャンパーニュとの相性が良くなりました☆ムースのクリーミーさが泡のキメ細やかさと、軽く焼いたバゲットが、シャンパーニュのトースト香とマリアージュしたのでしょうか。
飲むワインが決まっていると、料理のチョイスも楽になりますね♪

最近はすっかり家飲みが多くなってきたので、今回参考にしたレシピ本で料理の勉強をしつつ、色々な料理とワインのマリアージュを楽しむ食欲の秋にしようかと思います♪(まぁ通年食欲旺盛ですが・・・)

テタンジェ社のレ・フォリ・デ・ラ・マルケットリー、なかなか希少なシャンパーニュらしく、安値で買えるこのサイトではラスト1本みたいです。

少し高くなりますが、このサイトでは在庫が3本ほどあるみたいですよ♪
今回私が開けたものは、旧デザイン・エチケットみたいです。だからセールで安かったのかー。ラッキーでした☆

あと、今回料理したスペシャル・ディナー。この本のレシピを参考にしました。

写真もキレイで説明も分かりやすい上、フランスの食材や用語辞典も最後に付いてるので、すごく便利で勉強になりますよ☆これを覚えれば、フレンチ食べに行ったとき、メニューで迷うこともなくなる・・・かも??


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2013年9月2日月曜日

シャプティエのコート・デュ・ローヌ

今日こそ飲むまい・・・と決めつつも、つい誘惑に負けてしまう弱い自分・・・

朝珍しく時間があったので、掃除がてら今週のスペシャル・ディナーで何を開けようか確認してたら、ついこのワインを目にしてしまって・・・。夜になっても忘れられなかったんです(> <)

2009 Cotes du Rhone Rouge Belleruche / M.Chapoutier
いや、本当に飲む気はなかったんです。でも・・・何となく9月になったし、夜は意外と気持ち良い秋めいた風が吹いているし・・・。そんな時気軽に飲めるローヌがあれば、ねぇ。開けちゃいますよね??(ひたすら言い訳・・・)

グルナッシュの優しい果実味と、シラーのスパイシーな後味。2009年ヴィンテージらしく、太陽をたっぷり浴びた凝縮アメリカンチェリーのアロマ、ふかふかの土、胡椒系のピリリとしたスパイシーなアロマ。口に含むと、たっぷりな果実味と柔らかな口当たりがまず心を満たし、後にはシラー種特有のしっかりした骨格、黒胡椒のスパイシーさ、黒オリーブの香りが広がる。何となく、巨峰的な黒ブドウの果皮に付いたあの実の部分のような、渋甘的な(?)味わいを思い出す。
疲れた心にほっこりのグルナッシュ、休日明けのボケた心に喝を入れるシラーと。よし!明日から気合い入れていこっと☆

ローヌ地方で非常に有名な生産者の一人、M.シャプティエ。自社畑から生産されるワインは全てビオディナミ。オーガニックワインとして認定されています。社長のミシェル・シャプティエさんは、現在ヨーロッパ・ビオワイン生産者組合の副会長も務めています。
「ワインの名前、覚えられないよぅ・・・」という方。シャプティエのワインには大きな特徴が。それは、エチケット(ラベル)に点字が施されているという事。シャプティエ社の「エルミタージュ・ブラン・シャンタルエット」というワインが大好きだった盲目のフランス人歌手が、「いつでもテーブルにこのワインがあると分かるようになればいいのにな」っと言ったことから始まったそう。「じゃぁエチケットに点字表記すればいいさ!」と、すぐに行動に移したシャプティエ社。全て人にワインを届けたいという思いが伝わるエピソードですね☆

そんなわけで。シャプティエ社は、「今日こそ休肝日を!」という一日本人にも、その思いを伝えてしまったとさ。

今回私が飲んだシャプティエのコート・デュ・ローヌ。こちらで購入できます♪


6本以上で送料無料!コスパの高いこのワイン、まとめ買いがお得です☆

私もまとめ買いして、今度は焼き鳥タレと合わせてみたいなぁ。

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2013年9月1日日曜日

夏のイタリアワイン会

8月最後の日。夏の終わりを感じつつ・・・って、まだまだ夏真っ盛りな暑さですね(> <) ほんの少し前までは、夏休みの宿題に追われる日だったなぁ、なんて・・・。はい、だいぶサバ読みました。

そんな色んな思い出が詰まった8月最後の日に、素敵なワイン会に参加させて頂きました☆テーマはイタリア。イタリアワインと主催者スペシャル・シークレットワインを、ブラインドで楽しむというメニューでした♪ブ、ブラインド・・・この前の苦い思い出が蘇ります(汗)
ちなみにこちらが頂いた全5種のワイン。














「カジュアル」と伺っていましたが、主催者Oさんの粋な計らいで、スペシャル・シークレットワインは20年熟成を経たバローロ(写真右)!!このバローロ含め、全て素敵な色気のあるワインでした☆

POIRE AUTHENTIQUE /
Eric Bordelet
1本目はこちらの泡。エリック・ボルドレのポワレ・オーセンティック!焼きリンゴのような香りと低めのアルコール感。すっかりシードルかと思いましたが、ポワレでした。シャンパーニュと比べると泡立ちはやや穏やかですが細やか。洋梨本来の豊かな果実の香りと、全体をキュッと引き締める酸味。アルコールは4%と低め。夏にピッタリな果実の甘さと爽やかさ。食前酒にピッタリな味わいでした☆
造り手のエリック・バルドレさん。元はパリでソムリエとして従事していましたが、ノルマンディーにあるご両親の畑やワイナリーを継ぎ、現在20種以上のリンゴと15種の洋梨をビオディナミ方式で栽培し、シードルやポワレを「ワインのように」生産しているそうです。

'06 a-iuto! Bianco /
Trinchero 
続いてはイタリア・ピエモンテの白!グラスに注ぐと「え、これ白??」と思うほどの琥珀色。リンゴの蜜やブドウの皮、オレンジピールのようなアロマ。少し酸化のニュアンスも感じられる。濃密な味わいだけど、エレガンスや透明感も感じる。品種はアルネイス/シャルドネ/マルヴァジア。うーん・・・全く分かりませんでした(笑)。
通常白ワインは果汁のみを醗酵させるのですが、このワインは白ブドウの果皮や種も一緒に醗酵させ、その成分も抽出するという、イタリア伝統の醸造方法で造られます。
時間と共に妖艶なアロマが立ち上り、アールグレイや香水のような香りに包まれる。疲れた心と体が解される、そんな癒しのワインでした♪

'06 Vitovska Classica /
Vodopivec
白2種目はフリウリ=ヴェネツィア・ジュリアで造られる、ヴィトフスカ100%のワイン。恥ずかしながら、この品種名初めて聞きました・・・。そんなわけで、ブラインドで当たるはずもなく・・・。
ヴィトフスカ・クラシカも琥珀色が印象的。アユートに比べると爽やかさの残る、オレンジなどの柑橘系のアロマ。味わいは結構ドライで酸やミネラルもしっかり。芳醇さもありながら爽やかな味わいなので、結構スルスルと飲めちゃいそう。
このワインの造り手ヴォドピーヴェッチさんは、古代ワイン貯蔵で使用していたアンフォラを使ってアルコール醗酵させるワインも造っているそうです。土着品種のヴィトフスカのみをビオディナミで栽培。アユートと同じく果皮や種とともに醗酵させ、ブドウ全ての旨味をギュッと凝縮させたワインを生産しています。
アンフォラで醗酵させたワイン、飲んでみたいなぁ☆

'10 a-iuto! Rosso /
Trinchero
さて、続いては赤!瑞々しさを感じるやや濃い目のルビー色ワインがグラスに注がれました☆凝縮した新鮮なベリー、バラ、少し巨峰のようなアロマも。葉巻や紅茶のニュアンスも感じられる。瑞々しい果実の旨味とミネラル感、程よいタンニンと豊かな酸味。時間と共に立ち上る妖艶なアロマ。ピノ・ノワールに似た個性もありますが、なんだか少し違う。前に飲んだ品種に似てる・・・と頭をフル回転させ、バルベーラ種と予想。やっと正解、イェイ☆
参加者全員、ブラインドとかはもう忘れて、このワインの魅力的なアロマと色っぽさに酔いしれてました(笑)参加者の一人は以前このワインをテイスティングしたらしいですが、その時とは全く印象が違うと仰っていました。主催者のOさんは、最高の状態で飲むべく、前日から抜栓し準備していたそうです。改めてタイミングを含めたサーブ手腕の大切さを思い知らされました。勉強になります!
ちなみにこのワインの由来、造り手のトリンケーロが輸入元のヴィナイオータ社長にオファーしたことだそう。なかなか面白いエピソードでしたよ!


'93 Barolo Arbolina /
Elio Altare
最後の赤は、生産国が知らされない「スペシャル・ワイン」として開けてくださいました。パニエに乗せられて登場・・・期待値グングン上昇(笑)エッジはオレンジ。かなりの熟成年を経ていることが伺える。熟成ワインに特徴的な熟成チーズのようなアロマと共に、成熟したベリー系のアロマとドライフルーツのニュアンス。リコリス、紅茶、枯葉、葉巻の香りと共に、良い熟成を経たワインに共通するカツオダシのニュアンスも感じられる。まだ十分な若さを残した香りとともに味わってみると、果実味・こなれたタンニン・瑞々しさを与える酸味のバランスが非常に良い。少しワイルドな印象もある。余韻が非常に長く、アミノ酸の旨味がジュワっと舌に広がる。あーシミジミ美味しい。そして妖艶!
このエレガントさと少しワイルドな印象から、ジュヴレ・シャンベルタンのピノ・ノワールか、ピエモンテのネッビオーロかなと。悩んだけど、何となく前にテイスティングしたガヤのバエルバレスコに通じる気がして、バルバレスコの90年代後半と予想。そしたら93年バローロでした!エレガント!!そしてまだまだ若い☆バローロって、もっとどっしりとした男性的な味わいかと思い込んでいました。熟成により、こんなに女性的でエレガントになるんですねぇ。バローロの真髄を垣間見ました❤

ブラインドで先入観なくワインを堪能した後、みんなでワイワイと話しながら2杯目以降を楽しみました♪初めてお会いする方がほとんどだったので、人見知りしちゃうかな・・・と心配でしたが、全くそんな必要がない位楽しい一時となりました☆いやはやそれにしても、皆さんワインの知識がすごい!そしていつの間にか、自然派ワインの虜になりつつあります・・・❤


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