2013年9月1日日曜日

夏のイタリアワイン会

8月最後の日。夏の終わりを感じつつ・・・って、まだまだ夏真っ盛りな暑さですね(> <) ほんの少し前までは、夏休みの宿題に追われる日だったなぁ、なんて・・・。はい、だいぶサバ読みました。

そんな色んな思い出が詰まった8月最後の日に、素敵なワイン会に参加させて頂きました☆テーマはイタリア。イタリアワインと主催者スペシャル・シークレットワインを、ブラインドで楽しむというメニューでした♪ブ、ブラインド・・・この前の苦い思い出が蘇ります(汗)
ちなみにこちらが頂いた全5種のワイン。














「カジュアル」と伺っていましたが、主催者Oさんの粋な計らいで、スペシャル・シークレットワインは20年熟成を経たバローロ(写真右)!!このバローロ含め、全て素敵な色気のあるワインでした☆

POIRE AUTHENTIQUE /
Eric Bordelet
1本目はこちらの泡。エリック・ボルドレのポワレ・オーセンティック!焼きリンゴのような香りと低めのアルコール感。すっかりシードルかと思いましたが、ポワレでした。シャンパーニュと比べると泡立ちはやや穏やかですが細やか。洋梨本来の豊かな果実の香りと、全体をキュッと引き締める酸味。アルコールは4%と低め。夏にピッタリな果実の甘さと爽やかさ。食前酒にピッタリな味わいでした☆
造り手のエリック・バルドレさん。元はパリでソムリエとして従事していましたが、ノルマンディーにあるご両親の畑やワイナリーを継ぎ、現在20種以上のリンゴと15種の洋梨をビオディナミ方式で栽培し、シードルやポワレを「ワインのように」生産しているそうです。

'06 a-iuto! Bianco /
Trinchero 
続いてはイタリア・ピエモンテの白!グラスに注ぐと「え、これ白??」と思うほどの琥珀色。リンゴの蜜やブドウの皮、オレンジピールのようなアロマ。少し酸化のニュアンスも感じられる。濃密な味わいだけど、エレガンスや透明感も感じる。品種はアルネイス/シャルドネ/マルヴァジア。うーん・・・全く分かりませんでした(笑)。
通常白ワインは果汁のみを醗酵させるのですが、このワインは白ブドウの果皮や種も一緒に醗酵させ、その成分も抽出するという、イタリア伝統の醸造方法で造られます。
時間と共に妖艶なアロマが立ち上り、アールグレイや香水のような香りに包まれる。疲れた心と体が解される、そんな癒しのワインでした♪

'06 Vitovska Classica /
Vodopivec
白2種目はフリウリ=ヴェネツィア・ジュリアで造られる、ヴィトフスカ100%のワイン。恥ずかしながら、この品種名初めて聞きました・・・。そんなわけで、ブラインドで当たるはずもなく・・・。
ヴィトフスカ・クラシカも琥珀色が印象的。アユートに比べると爽やかさの残る、オレンジなどの柑橘系のアロマ。味わいは結構ドライで酸やミネラルもしっかり。芳醇さもありながら爽やかな味わいなので、結構スルスルと飲めちゃいそう。
このワインの造り手ヴォドピーヴェッチさんは、古代ワイン貯蔵で使用していたアンフォラを使ってアルコール醗酵させるワインも造っているそうです。土着品種のヴィトフスカのみをビオディナミで栽培。アユートと同じく果皮や種とともに醗酵させ、ブドウ全ての旨味をギュッと凝縮させたワインを生産しています。
アンフォラで醗酵させたワイン、飲んでみたいなぁ☆

'10 a-iuto! Rosso /
Trinchero
さて、続いては赤!瑞々しさを感じるやや濃い目のルビー色ワインがグラスに注がれました☆凝縮した新鮮なベリー、バラ、少し巨峰のようなアロマも。葉巻や紅茶のニュアンスも感じられる。瑞々しい果実の旨味とミネラル感、程よいタンニンと豊かな酸味。時間と共に立ち上る妖艶なアロマ。ピノ・ノワールに似た個性もありますが、なんだか少し違う。前に飲んだ品種に似てる・・・と頭をフル回転させ、バルベーラ種と予想。やっと正解、イェイ☆
参加者全員、ブラインドとかはもう忘れて、このワインの魅力的なアロマと色っぽさに酔いしれてました(笑)参加者の一人は以前このワインをテイスティングしたらしいですが、その時とは全く印象が違うと仰っていました。主催者のOさんは、最高の状態で飲むべく、前日から抜栓し準備していたそうです。改めてタイミングを含めたサーブ手腕の大切さを思い知らされました。勉強になります!
ちなみにこのワインの由来、造り手のトリンケーロが輸入元のヴィナイオータ社長にオファーしたことだそう。なかなか面白いエピソードでしたよ!


'93 Barolo Arbolina /
Elio Altare
最後の赤は、生産国が知らされない「スペシャル・ワイン」として開けてくださいました。パニエに乗せられて登場・・・期待値グングン上昇(笑)エッジはオレンジ。かなりの熟成年を経ていることが伺える。熟成ワインに特徴的な熟成チーズのようなアロマと共に、成熟したベリー系のアロマとドライフルーツのニュアンス。リコリス、紅茶、枯葉、葉巻の香りと共に、良い熟成を経たワインに共通するカツオダシのニュアンスも感じられる。まだ十分な若さを残した香りとともに味わってみると、果実味・こなれたタンニン・瑞々しさを与える酸味のバランスが非常に良い。少しワイルドな印象もある。余韻が非常に長く、アミノ酸の旨味がジュワっと舌に広がる。あーシミジミ美味しい。そして妖艶!
このエレガントさと少しワイルドな印象から、ジュヴレ・シャンベルタンのピノ・ノワールか、ピエモンテのネッビオーロかなと。悩んだけど、何となく前にテイスティングしたガヤのバエルバレスコに通じる気がして、バルバレスコの90年代後半と予想。そしたら93年バローロでした!エレガント!!そしてまだまだ若い☆バローロって、もっとどっしりとした男性的な味わいかと思い込んでいました。熟成により、こんなに女性的でエレガントになるんですねぇ。バローロの真髄を垣間見ました❤

ブラインドで先入観なくワインを堪能した後、みんなでワイワイと話しながら2杯目以降を楽しみました♪初めてお会いする方がほとんどだったので、人見知りしちゃうかな・・・と心配でしたが、全くそんな必要がない位楽しい一時となりました☆いやはやそれにしても、皆さんワインの知識がすごい!そしていつの間にか、自然派ワインの虜になりつつあります・・・❤


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