先週行ったワイン会、白ワイン編・赤ワイン①編に続いて、今回は赤ワイン②!
なんとこのワイン会で、「メドック格付けワインを制覇」2シャトー制覇しちゃいました♪
(メドック格付け61シャトーはこちら)
しかも、ダルマイヤックと同じ2001年。偶然にも、同ヴィンテージのポイヤック格付け5級シャトーを飲み比べることが出来ました。水平テイスティングってやつですね♪
←Ch. Lynch-Bages 2001/Pauillac (格付け5級)
ダルマイヤック同じく、熟成によりオレンジがかったガーネット。ただ、ランシュ・バージュのほうが色合いがやや濃い目。
香りも豊かで力強いが、熟成香豊かだったダルマイヤックに比べると、まだまだ若い印象。果実系の香りも、ブラックベリー・ブルーベリー・カシスを感じるが、ドライフルーツの香りは控えめ。ただ、なめし革やタバコ、腐葉土といった熟成香は感じられる。ナツメグやクローブといったスパイス香や、木樽熟成由来のコーヒーといった香りも華やか。
滑らかな口当たりだが、ダルマイヤックより果実味・タンニンともに豊かで厚みを感じる。熟成により、酸味はだいぶ柔らかくなったが、タンニンはまだ豊かで、余韻にやや収斂性がある。
ダルマイヤックは、今がまさに飲み頃(やや後半?)という印象なのに比べ、ランシュ・バージュは今まさに最初の飲み頃を迎えた感じ。さすが「スーパーセカンド」と呼ばれるだけあって、力強く長期熟成に向く、底深く層の厚いワインだなぁ、と。
「スーパーセカンド」って何??と思われた方。メドック格付けワインの中には、「スーパーセカンド」と呼ばれるシャトーがあります。これは、格付けの枠を超え、1級ワインに限りなく近い・ヴィンテージによっては1級を凌ぐ程だと評されているシャトーのこと。現在以下の6シャトーが、その評価を得ています。
・ Ch. Cos d'Estournel (Saint-Estephe) → 2級
・ Ch. Pichon-Longueville Comtesse de Lalande (Pauillac) → 2級
・ Ch. Ducru-Beacaillou (Saint-Julien) → 2級
・ Ch. Leoville-Las Cases (Saint-Julien) → 2級
・ Ch. Palmer (Cantenac (AOC Margaux)) → 3級
・ Ch. Lynch-Bages (Pauillac) → 5級
なぜ「スーパーセカンド」と評されるほどのランシュ・バージュが5級なのか?それは、1855年に行われた格付け当時のランシュ・バージュは、1824年に創業者のトーマス・ランシュが手放した後、シャトーのブドウ畑管理がいい加減だったため、その偉大なテロワールを生かし切れていなかったからだと言われています。1930年代にカーズ家が買い取ったのち品質が向上し、現在はジャン・ミシェル・カーズの元、ランシュ・バージュはその品質をさらに高め、格付け5級ながらも「スーパーセカンド」と評価されるに至りました。
2001年のランシュ・バージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン 73%、メルロー 15%、カベルネ・フラン 10%、プティ・ヴェルド 2%。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率がダルマイヤックより高くなってます。これも、ランシュ・バージュを飲んだ時に感じた力強さの所以でしょうか。
こんな豪華な水平テイスティングが出来るとは。幸せだなぁ。
本当にありがとうございました!
しかも、ダルマイヤックと同じ2001年。偶然にも、同ヴィンテージのポイヤック格付け5級シャトーを飲み比べることが出来ました。水平テイスティングってやつですね♪
←Ch. Lynch-Bages 2001/Pauillac (格付け5級)
ダルマイヤック同じく、熟成によりオレンジがかったガーネット。ただ、ランシュ・バージュのほうが色合いがやや濃い目。
香りも豊かで力強いが、熟成香豊かだったダルマイヤックに比べると、まだまだ若い印象。果実系の香りも、ブラックベリー・ブルーベリー・カシスを感じるが、ドライフルーツの香りは控えめ。ただ、なめし革やタバコ、腐葉土といった熟成香は感じられる。ナツメグやクローブといったスパイス香や、木樽熟成由来のコーヒーといった香りも華やか。
滑らかな口当たりだが、ダルマイヤックより果実味・タンニンともに豊かで厚みを感じる。熟成により、酸味はだいぶ柔らかくなったが、タンニンはまだ豊かで、余韻にやや収斂性がある。
ダルマイヤックは、今がまさに飲み頃(やや後半?)という印象なのに比べ、ランシュ・バージュは今まさに最初の飲み頃を迎えた感じ。さすが「スーパーセカンド」と呼ばれるだけあって、力強く長期熟成に向く、底深く層の厚いワインだなぁ、と。
「スーパーセカンド」って何??と思われた方。メドック格付けワインの中には、「スーパーセカンド」と呼ばれるシャトーがあります。これは、格付けの枠を超え、1級ワインに限りなく近い・ヴィンテージによっては1級を凌ぐ程だと評されているシャトーのこと。現在以下の6シャトーが、その評価を得ています。
・ Ch. Cos d'Estournel (Saint-Estephe) → 2級
・ Ch. Pichon-Longueville Comtesse de Lalande (Pauillac) → 2級
・ Ch. Ducru-Beacaillou (Saint-Julien) → 2級
・ Ch. Leoville-Las Cases (Saint-Julien) → 2級
・ Ch. Palmer (Cantenac (AOC Margaux)) → 3級
・ Ch. Lynch-Bages (Pauillac) → 5級
なぜ「スーパーセカンド」と評されるほどのランシュ・バージュが5級なのか?それは、1855年に行われた格付け当時のランシュ・バージュは、1824年に創業者のトーマス・ランシュが手放した後、シャトーのブドウ畑管理がいい加減だったため、その偉大なテロワールを生かし切れていなかったからだと言われています。1930年代にカーズ家が買い取ったのち品質が向上し、現在はジャン・ミシェル・カーズの元、ランシュ・バージュはその品質をさらに高め、格付け5級ながらも「スーパーセカンド」と評価されるに至りました。
2001年のランシュ・バージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン 73%、メルロー 15%、カベルネ・フラン 10%、プティ・ヴェルド 2%。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率がダルマイヤックより高くなってます。これも、ランシュ・バージュを飲んだ時に感じた力強さの所以でしょうか。
こんな豪華な水平テイスティングが出来るとは。幸せだなぁ。
本当にありがとうございました!
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