しかも、飛びっきりの明るいワインを。
そんなわけで選んだのは、キャンティ・クラシコ。
やっぱりイタリア、しかもキャンティ系でしょ、と。
←Chianti Classico Riserva '09/Capannelle
イタリア・トスカーナのキャンティ・クラシコDOCG。小高い丘の上に、カパンネッレは居を構える。その裾野に広がるブドウ畑。ワインリゾートとしても開放しているカパンネッレ。トスカーナの暖かで明るく広い空の下、飲み手の心を明るくするようなワインとともに、何をするわけでもなく、ゆったりとした時間を過ごす・・・
そんな光景を思い描きつつ、まだ寒さの残る3月の東京で一人実飲・・・
鮮やかなルビー色をしたワイン。新鮮だけど凝縮したイチゴやベリーのアロマが広がる。樽熟成由来のバニラ香や甘草のようなスパイス香もするけど、果物や花の香りが際立つ。味わいはミディアム・ボディ。柔らかなタンニン、適度な酸味、豊かな果実味。1本の木からのブドウ収量を低くしているからこその凝縮感。だけど、ピュアさは残している。とても美味しいワインでした☆
今日は何故か本を読んで号泣してしまった。それはきっかけに過ぎず、心の奥底に潜んでいる根は違うという事に気が付いた。しばらくして、今年も3月がやってきた事を思い出す。十数年たっても、失った人への哀悼の意は色褪せない。むしろ自分の至らなさが、悲しみを助長させる。でも、乗り越えない悲しみが、一つくらい人生にあってもいいんじゃないかと思う。
そんな乗り越えない悲しみと共に飲むには、こんな明るくピュアなワインで良かった。運命を目の前に迎えた人の純粋な眼差し。ピュアでなかった当時の私。後悔は一生消えないのだと思う。心に深い後悔を抱えているからこそ、一生懸命に生きることが出来る。
今年は去年より良い報告が出来るのだろうか。十数年前は、報告すらできず、ひたすら体に刻むような酒を飲むしかなかった。でも今年は、こんなピュアなワインを欲している。少なくとも、今年はそこそこ良い報告が出来るのだろう。
さ、残りのワインを飲もっと。
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