2013年3月12日火曜日

ビオンディ・サンティ

先日のワイン会の最終レポ。ビオンディ・サンティのブルネッロです♪

Brunello di Montalcino(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ)とは、 イタリア・トスカーナのDOCG。イタリアワイン法の分類で一番厳しいカテゴリーDOCGとして、1980年に初めて認定された銘醸地の一つ。この年に認定された初代DOCGは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ/ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ/バローロ/バルバレスコの4つのみでした。

トスカーナの「モンタルチーノ地区」で、サンジョヴェーゼ種の亜種「ブルネッロ種(=サンジョヴェーゼ・グロッソ種)」100%で造られるワイン、ということで「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」。この生みの親が、今回飲んだ「ビオンディ・サンティ」!言わば「元祖ブルネッロ」。このワイナリーの創設者「フェルッチョ・ビオンディ・サンティ」が、サンジョヴェーゼ種を病害に強い種に品種改良し、この地に植えてワインを造り始めたのが起源。1888年が初ヴィンテージと、比較的歴史の浅いワインでもあります。

このブルネッロ種は、オーク樽で長期熟成したほうが美味しくなります。そして、長期熟成に向く品種でもあり、サンジョヴェーゼ種で造られたワイン(キャンティ等)と比べて、色も濃く香りも濃密、かなり力強い赤ワインとなります。そんな特性があるため、「DOCGブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」を名乗るには4年以上の熟成(うち2年以上樽熟成)させなければいけない、という規定があります。さらに「Riserva(リゼルヴァ)」は熟成期間規定がもう1年長く、計5年以上熟成させなければいけません。

そんなビオンディ・サンティのブルネッロ・リゼルヴァ・・・期待が高まります☆

←Brunello di Montalcino Greppo "Riserva" '06 / Biondi Santi

2006年ヴィンテージ。まだまだ若くて香りが開かないだろうから、ワイン会が始まるとすぐに抜栓。2時間後位に飲み始めました。しかし、まだまだ固い印象・・・デキャンタージュするか、前日から抜栓するかでちょうどいい位の若々しさ。なので、グラスに注がれたワインをしばらく放置。香りが開くのを、しばらくじっと待ちました。

徐々に開いてきたワインからは、ベリーやカシスなどのアロマ、スミレやバラのフローラルな香りも感じられる。そしてしっかりとした、バニラのような樽由来の香りとスパイス香。凝縮した果実味と、豊かなタンニンと酸味のバランスが良い。飲んだ後、香水のニュアンスもある複雑だがエレガントな香りが広がり長く続く。今はまだまだ若々しい印象。もう数年寝かせると、アミノ酸の旨味も出てきて、もっと味わい深くなり美味しくなるんだろうなぁ、と思った。

ビオンディ・サンティの畑の中で、最も古い畑「グレッポ」で育ったサンジョヴェーゼ・グロッソ100%で造られたのが、この畑名入りのブルネッロ。スロヴェニアンオーク樽の中で、ゆっくりじっくり3年半程寝かせた後に、瓶内でじっくり熟成。

あと5年10年寝かせた後に、もう一度飲んでみたい。グッと味わい深くなっているんだろうなぁ・・・

さすが元祖ブルネッロ。名門の伝統を味わえた、そんな思いにさせてくれました☆


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