←Ch. Ducru-Beaucaillou '01/St. Julien (格付け2級)
メドック1級の実力と評される「スーパーセカンド」の一つ。山吹色のエチケットもキレイ。抜栓後1~2時間後のワインをグラスに注ぐと、徐々にテーブル中に花のような香りが。期待が高まります♪
ベリー系のアロマ。バラのような香りにコーヒーや土のようなニュアンスも加わる。若干のなめし革的な香りが、10年超の熟成を経たことを感じさせた。シルキーで滑らかな舌触り。口に広がる果実味。力強さは感じるが濃厚という印象はなく、非常にエレガントなワイン❤グラスの中で香りや味わいが変化したので、大き目のボルドーグラスで、ゆっくりと時間をかけながら飲みたい。
全て手摘みで収穫されたブドウのセパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン種65%、メルロー種25%、カベルネ・フラン種5%、プティ・ヴェルド種5%。オーク樽(新樽比率50~80%)で18か月ほど熟成させます。今後10年以上は飲み頃が続くと評価されているので、5年・10年後にもう一度飲んでみたいです☆
そんな素敵なデュクリュ・ボーカイユ。歴史は13世紀に遡ります。当時からこの地の土壌は、ワイン造りに最適な大き目の美しい砂利・石で覆われていました。このことから、「美しい(=Beau)小石(=Caillou)→Beaucaillou」と呼ばれるようになります。
1720年にベルジュロン家がこの地を所有し、本格的にワイン造りが始められると、ボーカイユのワインはフランス国内外で瞬く間に名声を得ました。
1789年に勃発したフランス革命の影響を受け、ボーカイユはベルトラン・デュクリュに売却されました。この新しいオーナー名から、ボーカイユは「デュクリュ・ボーカイユ」と呼ばれるようになります。この新オーナーは、ブドウ畑や設備に多額の投資を行い、品質の更なる向上を目指しました。その努力が実を結び、1855年のメドック格付けで堂々の2級を獲得しました。
デュクリュ家の娘に所有権が移ると、1866年(フィロキセラの害が始まった3年後)シャトーはジョンストン家に売却されます。非常に勤勉だったジョンストン家当主は、積極的にワインビジネスを拡大させると並行し、サン・ジュリアン村の村長となり、村に教会や病院などを建てました。なかなかのやり手ですね。
ジョンストンが畑の管理を任せていたアーネスト・ディヴィッド。この人、実はあるブドウ病害の対抗策を偶然見つけちゃいます。硫酸銅に生石灰を混ぜた溶液と言えば・・・そう!ボルドー液☆(一説によると)当時ブドウ畑荒しに悩んでいたディヴィッド。泥棒対策として、硫酸銅溶液を道路沿いのブドウ畑に塗っていたところ、なぜかそれらの木がベト病(Mildew)被害に合わないことに気が付き、それがきっかけでボルドー液が誕生したとか。偶然ってすごい(笑)
そんな感じで順風満帆だったワイナリー経営も、世界恐慌により翳りが見え始め、ジョンストン氏は1929年に泣く泣くボーカイユを売却します。そしてデュクリュ・ボーカイユは、デスバラ家所有を経てボリー家がオーナーとなり、現在でもその卓越したテロワールを活かした素晴らしいワインを造り続けています。
デュクリュ・ボーカイユが属している村は「サンジュリアン」。ポイヤック村とマルゴー村の間に位置します。特にポイヤック村とは細い小川で隔てられているだけなので、この2つの村のワインの特徴は、全般的に良く似ています。この2村を比較すると、サンジュリアンは「香りは豊かだがポイヤック程の濃密さや力強さはない」傾向があり、香り・コク・力強さ・優雅さのバランスが良く、エレガントなワインとなる傾向があると言われています。
今回頂いたデュクリュ・ボーカイユも、とてもバランスの良いエレガントワインでした。また飲みたいです☆
メドック1級の実力と評される「スーパーセカンド」の一つ。山吹色のエチケットもキレイ。抜栓後1~2時間後のワインをグラスに注ぐと、徐々にテーブル中に花のような香りが。期待が高まります♪
ベリー系のアロマ。バラのような香りにコーヒーや土のようなニュアンスも加わる。若干のなめし革的な香りが、10年超の熟成を経たことを感じさせた。シルキーで滑らかな舌触り。口に広がる果実味。力強さは感じるが濃厚という印象はなく、非常にエレガントなワイン❤グラスの中で香りや味わいが変化したので、大き目のボルドーグラスで、ゆっくりと時間をかけながら飲みたい。
全て手摘みで収穫されたブドウのセパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン種65%、メルロー種25%、カベルネ・フラン種5%、プティ・ヴェルド種5%。オーク樽(新樽比率50~80%)で18か月ほど熟成させます。今後10年以上は飲み頃が続くと評価されているので、5年・10年後にもう一度飲んでみたいです☆
そんな素敵なデュクリュ・ボーカイユ。歴史は13世紀に遡ります。当時からこの地の土壌は、ワイン造りに最適な大き目の美しい砂利・石で覆われていました。このことから、「美しい(=Beau)小石(=Caillou)→Beaucaillou」と呼ばれるようになります。
1720年にベルジュロン家がこの地を所有し、本格的にワイン造りが始められると、ボーカイユのワインはフランス国内外で瞬く間に名声を得ました。
1789年に勃発したフランス革命の影響を受け、ボーカイユはベルトラン・デュクリュに売却されました。この新しいオーナー名から、ボーカイユは「デュクリュ・ボーカイユ」と呼ばれるようになります。この新オーナーは、ブドウ畑や設備に多額の投資を行い、品質の更なる向上を目指しました。その努力が実を結び、1855年のメドック格付けで堂々の2級を獲得しました。
デュクリュ家の娘に所有権が移ると、1866年(フィロキセラの害が始まった3年後)シャトーはジョンストン家に売却されます。非常に勤勉だったジョンストン家当主は、積極的にワインビジネスを拡大させると並行し、サン・ジュリアン村の村長となり、村に教会や病院などを建てました。なかなかのやり手ですね。
ジョンストンが畑の管理を任せていたアーネスト・ディヴィッド。この人、実はあるブドウ病害の対抗策を偶然見つけちゃいます。硫酸銅に生石灰を混ぜた溶液と言えば・・・そう!ボルドー液☆(一説によると)当時ブドウ畑荒しに悩んでいたディヴィッド。泥棒対策として、硫酸銅溶液を道路沿いのブドウ畑に塗っていたところ、なぜかそれらの木がベト病(Mildew)被害に合わないことに気が付き、それがきっかけでボルドー液が誕生したとか。偶然ってすごい(笑)
そんな感じで順風満帆だったワイナリー経営も、世界恐慌により翳りが見え始め、ジョンストン氏は1929年に泣く泣くボーカイユを売却します。そしてデュクリュ・ボーカイユは、デスバラ家所有を経てボリー家がオーナーとなり、現在でもその卓越したテロワールを活かした素晴らしいワインを造り続けています。
デュクリュ・ボーカイユが属している村は「サンジュリアン」。ポイヤック村とマルゴー村の間に位置します。特にポイヤック村とは細い小川で隔てられているだけなので、この2つの村のワインの特徴は、全般的に良く似ています。この2村を比較すると、サンジュリアンは「香りは豊かだがポイヤック程の濃密さや力強さはない」傾向があり、香り・コク・力強さ・優雅さのバランスが良く、エレガントなワインとなる傾向があると言われています。
今回頂いたデュクリュ・ボーカイユも、とてもバランスの良いエレガントワインでした。また飲みたいです☆
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