格付け4級シャトー・サン・ピエールの兄弟ワイン「シャトー・グロリア」。天使のファンファーレが描かれているエチケットがカワイイですね☆
メドック格付けが行われた1855年には、まだこのシャトーは存在していなかったため格付けには入っていませんが、格付けシャトー並みのクオリティーと評価の高いシャトーです。
サン・ピエールを購入するずっと前、1930年にこの土地でブドウ栽培を始めたアンリ・マルタン氏。格付け2級のシャトー・グリュオ・ラローズや、4級のシャトー・ベイシュヴェルなどの近隣のシャトーから、少しずつ畑を買い足し、今では50haという広大な畑でワイン栽培を行っています。そんな素晴らしい畑から造られるシャトー・グロリア。ロバート・パーカー氏からも絶賛を受ける程、品質の高いワインを造り出しますが、格付けで無い分お手頃価格で購入できる、かなりコスパの高いワインだそう。(元々はブルジョワ級でしたが、2003年の格付け見直しで申請を行わなかったため、現在はブルジョワ級でもなくなりました。)
作付け比率はカベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー25%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルドー5%です。
さて、2009年と2004年を比較しつつ、いざテイスティング!
まずは2009年。かなりの凝縮感!カシスや煮詰めたベリーのアロマ。しっかりとした樽香、コーヒー、エスプレッソ、チョコ。クローヴなどのスパイス香。果実味・タンニン・酸味それぞれ非常に豊か。さすが2009年!
次に2004年。10年弱経っていますが、まだ若い印象。ただ、2009年と比較すると、コーヒーのアロマもどちらかと言うと濃いめの紅茶的。少しレザーや鉛筆のようなアロマも。味わいを比較してみると、2007年のほうが果実味もタンニンも全体的に穏やかでバランスが良く、今飲み頃を迎えている感じ。
トリノー氏に、このワインに合うおすすめワインを伺ったところ、2009年は赤身の肉、2004年は魚料理や、香り控えめのチーズを軽く焼いた一皿がお勧めとのことでした。また、いずれもチョコレートとの相性は抜群だよ!とおも仰っていました。
確かに、2004年のような少し控えめなボルドー赤には、ムニエル系とかグリルした魚(白身でもマグロとかの赤身でも)と一緒に食べてみたい☆いつもはこのようなワインには鶏肉を合わせていたけど、次回はぜひ魚料理と合わせてみようと思います!また、香り控えめのチーズを軽くオーブンとかで焼いて食べるっていうのも美味しそう!前にエポワス焼いて家中がすごい匂いになってしまったので(美味しかったですが・・・)、ブリーやカマンベールで試してみようかと思います♪レパートリーが増えて嬉しいなー❤
そんなトリノー氏のグロリア。この味わいでこの値段、本当にお買い得!以下のサイトでお買い物できますので、ぜひ皆様もトリノー氏おすすめ料理とのマリアージュ、試してみて下さいね☆
なかなかシャトー・オーナーを話しながらテイスティングする機会は得られないので、今回は本当に楽しく勉強できました!またこういったイベントがあったら、ぜひ参加してみたいです☆
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