ワイナリーは「カパンネッレ」。イタリア・トスカーナ地方キャンティ・クラシコにあるワイナリーです。
テイスティングのラインナップはこちら。
2010 シャルドネ
2006 シャルドネ
2010 キャンティ・クラシコ・レゼルヴァ
2005 ソラーレ
2008 50&50
(残念なことにボトルの写真撮るの忘れちゃいました・・・)
ワイナリーからいらっしゃったマニュエルさんによるワインの説明を聞きつつ、質問しつつワインを頂く。非常に学ぶ事の多い、贅沢な時間でした☆さっそくテイスティングしたワインの感想とマニュエルさんのお話をレポします☆
2010 CHARDONNAY
色合いは中程度のイエロー。リンゴや洋梨、爽やかなリンゴの蜜、白い花、トースト香、火打石などのミネラルのアロマ。酸味・果実味は豊かだけど、ミネラル感に溢れていてエレガントな印象。余韻に果実味とバニラのニュアンスが広がる。ミディアムボディ。
2006 CHARDONNAY
かなり濃い黄金色。熟成感が漂う。桃のシロップ漬け、熟したリンゴの蜜、カラメル、蜂蜜、バニラのアロマ。リッチで芳醇な味わいで、いい具合に熟成した香りと、凝縮した果実味が口の中に広がる。2010年と比較すると、成熟度や凝縮感が比べ物にならない。え?同じシャルドネですか??と思わず聞いてしまいました。
「2010年シャルドネ。今はフレッシュな印象だけど、数年の熟成を経て、2006年のようなカラメル香やハチミツ香、シェリー香やナッツのニュアンスなどが出てくるだろう。ただし、熟成しても2006年のような濃密な味わいではなく、あくまでもミディアムボディには変わらないと予想する。飲み頃ピークは今から3-4年だろう。
その点、2006年は長期熟成型。もうすでに7年熟成しているが、今後もまだ熟成可能。やはり2006年は特筆すべき偉大なヴィンテージで、なかなかこれほどの凝縮感を与えるヴィンテージはない」とも仰っていました。ヴィンテージによる違いを知る良い機会になりました♪
その点、2006年は長期熟成型。もうすでに7年熟成しているが、今後もまだ熟成可能。やはり2006年は特筆すべき偉大なヴィンテージで、なかなかこれほどの凝縮感を与えるヴィンテージはない」とも仰っていました。ヴィンテージによる違いを知る良い機会になりました♪
2010 CANTI CLASSICO RESERA
カパンネッレのキャンティ・クラシコは、その土壌由来のアロマが特徴。品質には十分こだわっていて、ミディアムボディでとても飲みやすい味わいに仕上げているそうです。マニュエルさん曰く、キャンティ・クラシコは「料理と共に楽しむ」というコンセプトが重要なのだとか。キャンティクラシコは、長期熟成だったりワインだけを楽しむことを目的としていない。あらゆるタイプの料理と相性の良さを見せ、お互いを引き立てる。これこそがキャンティクラシコの真髄であり、世界中に愛される所以なんだと力説していました。
そんなカパンネッレのキャンティ・クラシコをテイスティング。かなり土の香りが強い。干し草や、やや馬小屋を連想するような香り。しばらくすると、フレッシュベリーや熟したプチトマト、タバコ、ミネラルのニュアンス。フレッシュな果実味・酸味が豊かで、しっかりとしたタンニンも感じる。少し淵を焦がしたフレッシュトマトのピザや、根菜のトマト煮とかに合いそう。
そんなカパンネッレのキャンティ・クラシコをテイスティング。かなり土の香りが強い。干し草や、やや馬小屋を連想するような香り。しばらくすると、フレッシュベリーや熟したプチトマト、タバコ、ミネラルのニュアンス。フレッシュな果実味・酸味が豊かで、しっかりとしたタンニンも感じる。少し淵を焦がしたフレッシュトマトのピザや、根菜のトマト煮とかに合いそう。
2010年は、サンジョヴェーゼ100%キャンティ・クラシコに切り替えた初ヴィンテージなんだとか(2000年に法律が改正され、サンジョヴェーゼ100%でもキャンティ・クラシコを名乗れるようになりました)。2010年のワインはとてもエレガントでクラシカルな味わい。フルボディに仕上がった2006年や2009年と比較し、2010年はミディアムボディに仕上がったそうです。
また、なぜこのヴィンテージからサンジョヴェーゼ100%にしたのかを、キャンティ・クラシコの今後の展望と共に伺ってみました。マニュエルさんによると、2010年あたりから、ずっと手塩にかけて育ててきたサンジョヴェーゼの木が、年数を重ねてやっと成熟期を迎えたそうです。深く根が根付き始めたサンジョヴェーゼ。今まではミディアムボディの印象でしたが、最近は古木らしい深い味わいを醸し出しているようです。そのため、2009年ヴィンテージまでは、カパンネッレのキャンティ・クラシコはサンジョヴェーゼにカナイオーロやコロリーノをブレンドして造っていましたが、深みを増したサンジョヴェーゼの個性を存分に生かすため、2010年からは100%サンジョヴェーゼに切り替えたそうです。今後数年~10年くらいは、カパンネッレのサンジョヴェーゼにとって変革の時期を迎えると確信してました。あくまでも料理とともにあるワインとして生きるけど、今後は今までのキャンティ・クラシコとは一線を画した、より深い味わいを楽しめるキャンティ・クラシコになるだろうと仰っていました。「サンジョヴェーゼにとってレボリューショナリーな時期に差し掛かったんですね」と伝えると、満面の笑みで「その通り!造り手としても、非常に楽しみな時代に差し掛かっているんだ。この時期にワイン造りに携われて嬉しいよ!」と仰っていました。今後が非常に楽しみです☆
2005 SOLARE
IGTソラーレ。カパンネッレが手掛けるワインの中では、最もエレガントなワイン。キャンティ・クラシコのアロマや特徴に加え、フレンチオーク小樽熟成によるブーケやストラクチャー、深みを楽しめるそうです(キャンティ・クラシコは大樽熟成)。これらの特徴から、「アップグレード版キャンティ・クラシコ」という位置づけなのだとか。
色合いはかなり濃い。まずはミントのようなすがすがしい香りが広がる。その後、成熟したベリー、アイリス、バニラ、葉巻、なめし革、腐葉土、スパイス、コーヒー、上質なバルサミコ酢のブーケがグラスに満ちる。キャンティ・クラシコとは比較にならないくらいの凝縮した果実味が口に広がり、こなれているけどしっかりと主張するタンニン、ワインに溶け込んだ酸味が非常に心地よい。余韻も非常に長く、複雑性に富んでいて、その味わいの深みに驚く。うわー、美味しい!! セパージュは80%サンジョベーゼ、20%マルヴァジーア・ネラ。フレンチオーク小樽熟成のためか、しっかりとした樽香、スパイシーな香り、豊かなタンニンが味わえました☆
色合いはかなり濃い。まずはミントのようなすがすがしい香りが広がる。その後、成熟したベリー、アイリス、バニラ、葉巻、なめし革、腐葉土、スパイス、コーヒー、上質なバルサミコ酢のブーケがグラスに満ちる。キャンティ・クラシコとは比較にならないくらいの凝縮した果実味が口に広がり、こなれているけどしっかりと主張するタンニン、ワインに溶け込んだ酸味が非常に心地よい。余韻も非常に長く、複雑性に富んでいて、その味わいの深みに驚く。うわー、美味しい!! セパージュは80%サンジョベーゼ、20%マルヴァジーア・ネラ。フレンチオーク小樽熟成のためか、しっかりとした樽香、スパイシーな香り、豊かなタンニンが味わえました☆
そんなソラーレの開発の由来はなかなか面白いものでした。1999年に生産を始めたソラーレ。世界的に有名なレストラン「ジョルジオ・ピンキオーリ」「エノテカ・ピンキオーリ」とともに「ピンキオーリ専用ワイン」として開発・生産したのが始まりだとか。とくにエノテカ・ピンキオーリは、1999年からソラーレを「エノテカ・ピンキオーリ限定ワイン」としてワインリストに掲載していたそうです。そんなソラーレは、トスカーナで一番エレガントなワインとして位置づけられている、と自負していました☆
2008 50&50
アヴィニョネージとのジョイント・ベンチャー「アヴィニョネージ&カパンネッレ」として生産している50&50(チンクァンタ・エ・チンクァンタ)。二つのワイン、二つのワインメーカー、二つのテロワール(ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノとキャンティ・クラシコ)のコラボレーションワイン☆1988年から造られているのですが、オーパスワインに継いで、世界的にインパクトを与えたジョイント・ベンチャーによるワインと位置付けられています。キャンティ・クラシコスタイルではなく、よりインターナショナルな味わいに仕上げられているそうです。
アヴィニョネージのメルローとカパンネッレのサンジョヴェーゼを50/50でブレンドしたスーパートスカーナ。まずは香りを楽しんでみる。うん、妖艶!!メルローの柔らからとしなやかさ。サンジョヴェーゼのミネラルとエレガンス。優しい赤系果実、プラム、ハーブ、少し腐葉土のニュアンスが混ざる黒土の香り。フランボワーズや香水のようなアロマにうっとりする。酸味・果実味・タンニンのバランスが非常によく、余韻が非常に長い。物腰の柔らかな小悪魔のようなイメージ。うーーん、さすがイタリア!艶やかな色気のあるワイン☆世の男性の皆様、このワインは危険ですよ(笑)
アヴィニョネージのメルローとカパンネッレのサンジョヴェーゼを50/50でブレンドしたスーパートスカーナ。まずは香りを楽しんでみる。うん、妖艶!!メルローの柔らからとしなやかさ。サンジョヴェーゼのミネラルとエレガンス。優しい赤系果実、プラム、ハーブ、少し腐葉土のニュアンスが混ざる黒土の香り。フランボワーズや香水のようなアロマにうっとりする。酸味・果実味・タンニンのバランスが非常によく、余韻が非常に長い。物腰の柔らかな小悪魔のようなイメージ。うーーん、さすがイタリア!艶やかな色気のあるワイン☆世の男性の皆様、このワインは危険ですよ(笑)
ワイナリーの熱い想いを聞いているうちに、ついついワイン買っちゃいました☆本当はもっと買いたかったのですが・・・お財布と相談して我慢・・・。
かなり気に入った2010年シャルドネと、ソラーレのヴィンテージ違い(2004年!)☆ボトルにサインしてもらいつつ、記念写真をパシャリ♪
店員さん、若干ピンボケですよ・・・まぁいっか(笑)
ボトルには「To Amy, Ci VEDIAMO IN ITALIA!」の文字が。See you in Italy! (イタリアでお会いしましょう!)ですと。貰ったパンフレットを見てみると、美しいブドウ畑と綺麗なホテルが設備されているワイナリー。食事はグランマが造っているんだそう。美しい眺望と、本場のマンマの味、カパンネッレのワインを楽しめるのかぁ・・・。いつか行ってみたいです!
そんなカパンネッレのワイン。今回イベントを主催した六本木ヒルズのエノテカさんでも購入できますが、遠方の方はこちらのサイトで購入できますよ☆
(やっぱりショップのほうが品ぞろえは豊富なようです)
(やっぱりショップのほうが品ぞろえは豊富なようです)
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