今回のワイン会。メインは「ルイ・ラトゥールのバタール・モンラッシェ」!!
バタールが飲める日が来るなんて・・・❤
結果から言いますと・・・本っっっ当に美味しかった!
そして非常に勉強になりました♪
こんな素晴らしいブルゴーニュの畑を、
同じ生産者で比較できる機会に恵まれるなんて・・・幸せ者です☆
プレミアム白ワイン一杯目はブラインドで。分かるかなぁ。
綺麗な黄金色。バター、バニラ、蜂蜜の香り。その中に花、シトラス、洋ナシ、リンゴ、リンゴの蜜のアロマ。ボリューミーな果実味。酸も豊かだけどまろやか。
ブルゴーニュのシャルドネ。AOCは、バターの香りが強いことからシャサーニュと予想。ヴィンテージは、蜜香があり熟成感が出てきていること、果実の凝縮感が強いことから、ブルゴーニュ白ワインのグレート・ヴィンテージの一つ2002年と予想。
正解は・・・
2005 PULIGNY-MONTRACHET 1ER CRU SOUS LE PUITS / LOUIS LATOUR
ピュリニーか!ヴィンテージも間違えちゃいました(> <)
(新樽比率は50%)
大きなグラス(モンラッシェグラス)に移すと、ミネラル感と香水のような香りが溢れだす。フローラルでエレガンス。だけどピンっと一本筋が通ったような、力強く緊張感のあるミネラル感。そうそう、これこそ私が思っていたピュリニー。美味しいなぁ❤
ちなみに、抜栓はワイン会当日の朝(前日だったかも・・・)だそうです。
しっかり香りが開いていて、最高の状態を楽しめました♪
やっぱり抜栓のタイミングや、グラスの選択は大事ですね☆
フランス・プルゴーニュ地方にあるピュリニー・モンラッシェ村。
ここはブルゴーニュの白ワイン最高峰の村とも評されています。
ブルゴーニュ・ワインの評論家の一人「ジェスパー・モリス」氏曰く、
ピュリニーで生産される白ワインは
「クラシックなスタイル」
「魅力溢れる豊かな花の香りと、鋼鉄のような骨格」
「ムルソーやシャサーニュより緻密で質が高い」
ことが特徴とのこと。
ピュリニー村には
「モンラッシェ」
「バタール・モンラッシェ」
「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」
「シュヴァリエ・モンラッシェ」
という4つグラン・クリュ(特級畑)が存在する事からも、その品質の高さが伺えます。
そして今回のピュリニーは、「スー・ル・ピュイ」という一級畑のブドウのみで造られています。
この畑の名前「ピュイ(井戸)」。かつてここにあった泉が名前の由来だそうです。
コート・ド・ボーヌ1級では最高標高の畑とのこと。
さて、次はいよいよ・・・♪
1999 BATARD-MONTRACHET GRAND CRU / LOUIS LATOUR
きたーーー!バタール・モンラッシェ❤ブラインドはせず頂きました。
(新樽比率は100%)
濃い目の黄金色~琥珀色。2時間前に抜栓し、デキャンタしたそうですが、フローラルでバターやバニラの香りを感じるも、始めは全体的に霞がかっていて、真の姿が隠れている。時間をかけて、ゆっくりと香りが開くのを待つ。しばらくの後、目を覚ましたバタールがそこにいた。感涙。シトラス、白桃、洋ナシのコンポート、リンゴの蜜、アカシアの蜂蜜、白い花、香水、紅茶のようなニュアンス、甘露飴のニュアンス。成熟した果実味、溶け込んだ酸味、骨格・芯の強さを与える豊かなミネラル。上質な天然フローラルな香水の香りが、永遠に口の中にとどまり続けるかのような余韻の長さ。「高貴」以外に、表現する言葉が見つからない。
バタールの特徴である
「豊かな風味」
「重厚で力強く骨格がしっかり」
が見事に体現されていました。
ちなみに生産者のルイ・ラトゥール社は、200年以上前からワイン造りを行っていた、
ブルゴーニュを代表する造り手の一つ。
ブルゴーニュで名高い白ワインの一つ「コルトン・シャルルマーニュ」の生みの親なんだとか。
そんなルイ・ラトゥールが所有するバタールの畑は、ピュリニー村に位置するそうです。
今回の白ワイン比較で、同じブドウ品種や生産者でも、
テロワールが異なると、こうまで香りや味わいが変わるんだってことを改めて学びました。
ピュリニー1級は、十分感動を与える位の美味しさなんだけど、
やはりバタールと比較すると、スケールが小規模で、
香水のアロマが弱く、高貴なイメージまでは湧かない。
だけど、バタールに似た芯の強さやフローラルなアロマは楽しめた。
同じ村にある畑なのに、こんなにも違うんですね。
土壌の個性と大切さを改めて痛感しました。
数日経った今でも、あの感動が薄れません。
あの感動を超えるワインに出会えるのかなぁ。バタール、恐るべし!
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