先週末行ったワイン会。「泡・白編」「各国赤ワイン編」「日本のワイン編」に続き、今回はプレミアムワイン・レポです☆
←2005 CHAMBOLLE-MUSIGNY 1ER CRU "LES HAUTS DOIX"/LUCIEN LE MOINE
フランス・ブルゴーニュ地方の超有名ネゴシアン「ルシアン・ル・モワンヌ」。ブルゴーニュの一流ドメーヌからワインを買い付け、醸造・瓶詰を行っています。各畑のテロワールを深く知り尽くしているオーナーのムニール・サウマ氏。彼の表現する「レ・オー・ドワ」はどんな味わいなんだろう・・・。ウキウキした心を整えつつ、いざ実飲!!
8年熟成を経ているけど、まだまだ若々しい色合いに香り。事前に抜栓して持ってきて下さいましたが、若干まだ硬い印象が残る。ゆっくり時間をかけて飲んでみると、様々な香りがグラスに充満してきた。ベリーやフランボワーズ、ワイルドローズのアロマに、ドライフルーツのニュアンス、深い森、なめし革、上質な紅茶の香りも加わる。ミネラルをたっぷり含む澄んだ泉のような透明感、豊かな果実味と酸味、まだまだしっかりと感じるタンニン。余韻が非常に長く、最後に舌の上にほのかな甘みが広がる。この味わい!!素晴らしいブルゴーニュのピノに共通する特徴。幸せだなぁ・・・。完全に浸って、ニンマリしながらワインに没頭する私。知らない人が見たら、完全に危ない人だよなぁ・・・。
一級畑「レ・オー・ドワ」は、有名な1級畑「レ・ザムルーズ」の北側に位置しています。ジャスパー・モリス曰く、シャンボール村の土壌は、活性石灰岩の占める割合が非常に高いため、ブドウは軽い栄養失調になり、色好きが浅くなり、ワインの色合いはやや淡めに仕上がるのだとか。ジュヴレ・シャンベルタンのような力強さではなく、芳しさが前面に出るワインとなるのが特徴らしいです。確かに今回頂いたワインも、瑞々しくエレガントな香水のような香りでした。出来ればあと10年後にもう一度味わいたいです!
一気に心が癒された後は、いよいよ今回のメイン!
←1983 CH.MARGAUX / MARGAUX
シャトー・マルゴー!言わずと知れたボルドー・マルゴー村にある1級シャトー。以前頂いた97ヴィンテージに続き、なんと今回は83ヴィンテージを味わえるなんて・・・あーなんて幸せ者なんだろう☆
マルゴー村にとって、7・8・90年代では最高評価を得ている1983年ヴィンテージ。今飲み頃を迎えている中では、最高のヴィンテージではないでしょうか。液面の端はオレンジがかっているけど、まだ十分若さを保っている色合い。グラスには熟成香が広がっており、ドライフルーツやドライフラワー、ミント、杉、メントール、腐葉土、葉巻、紅茶の茶葉、バニラ、スパイスなどのアロマが充満している。タンニンは豊かだけど、だいぶこなれておりスムースな口当たりに。果実味もしっかりと感じられ、酸味はキレイにワインに溶け込んでいる。余韻は長く、ややフレッシュな印象を残す。複雑で深い香りと共に、熟成ワイン特有の旨味が舌に広がり、スケールの大きさを感じた。
以前飲んだ97ヴィンテージより15年も古いのに、まだまだ若さを失っていない。いい具合に脂の乗った、若さも保った40代半ばなイメージ。さすがですな。1983マルゴー。まだまだ飲み頃のピークは続きそうです。
シャトー・マルゴーによると、1983年は不思議な年だそう。なぜこれほどの成功を収めたのかは、いまだに謎に包まれていて、人間の英知では計り知れないのだとか。この年のボルドーは、8月に嵐のような雨に見舞われたそうですが、マルゴー村だけはその雨の影響が少なかったそう。1983年ヴィンテージは、クラシックな味わいが特徴で、ようやく飲み頃を迎えたそうです。
いやはや・・・。やっぱりマルゴー、すごいです!
今回のワイン会も、皆様素晴らしいワインを持ち寄って下さり、感謝してもしきれないほどです☆それぞれ個性のあるワインばかりで、十人十色ならぬ「十ワイン十色」でした☆それぞれの土地の旨味、生産者の想い、持ち寄った皆様の想い入れに思い出。改めてワインを好きになる、そんなワイン会でした☆次回開催が待ち遠しいです♪
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